梅色の声優彼氏さん【梅原裕一郎】

佐藤の夜道 ページ11

江口を仲間に加え、カオスな声優飲み会の夜は深々とふけていった。



斉藤「今日はありがとうね、楽しかった！＿＿＿＿＿＿、あのさ梅ちゃん。Aちゃん飲み始めの『お酒強いから』宣言なんだったの」



「うめはらぁ、ねむい」


梅原「俺はこいつが酒に強いとは言ってない。本当は弱いのに認識ゼロっていうメンタルの強いやつって意味」



斉藤「納得した。じゃあ梅ちゃん、気をつけてねー」



梅原「おう」




江口「ばいばーい」




「ばいばい…」



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


梅原「おいA、大丈夫か？」



「んー……あたまいたい」



頭がぼーっとする。



今梅原におんぶされていることしかわからない。



「うめはら……」



梅原「ん？」



「梅原はさ……こんな風に迷惑かけても怒んないよね」



梅原「別に迷惑じゃないからね」




「………じゃあ、今からわがまま言っても怒んない？」




梅原「ん、いいよ、言ってみ」




「……今から、私に……」




梅原「うん」




「………」




梅原「……うん？」




「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿…」




梅原「＿＿＿＿＿＿え、A？」





「ｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚ」




梅原「A…」





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


目が覚めたら、朝でした。



「おはよー。ねぇ梅原。昨日の夜記憶が全くないんだよね、なにしたっけ」



梅原「お前本当たち悪いよなあ」



「えっ」

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