化け狸の目線 ※ ページ19
「わた、る？」
「ん？」
口にはもちろん、首筋に、うなじに、鎖骨に。痕が残るように唇を押しつけているのを不思議そうに、それでも止めようとしないのは嬉しいからだろうな。
「ふ、ぁ」
「次はどこがいい？」
「、くち」
「はいはい」
ぢゅ、と唇を吸い上げ、音を立てて口の中を蹂躙する。
誰かから聞いたけど、嫁が感じてる時って甘い匂いがするんだっけ。
「……あまい、においする？」
「すっげーしてる。苺みたいなあっまい匂い」
髪も目も真っ赤だし、苺ってのも納得してしまう匂い。キスをすればするほど口から甘い匂いが鼻に抜ける。
胸に、唇を落とすついでに、可愛がった突起を口に含む。軽く噛むのより、舌で押し潰す方が好みなんだよな。
「食べちゃいたくなる」
「たべる、？」
もう食べられてるわ、て笑うのは、嫁としてだろうか。
「骨の髄まで、わたるにもう、食べられてるよ」
「狂骨だけに？」
「……かけてへんよ」
だよな。
「それで、あの、……もうキスおわり？」
「キスだけでいいんだ？」
言っとくけど、まだいれたままだからな。
「ぅわ」
「ラストスパートは、一緒がいいかな」
太股に痕を落としてやれば、また真っ赤に顔を染めるくせに、キスを強請るのはOKって事。
キスしたままが慶一はお好み。好き、好き、好き、って全力で伝えてくれているみたいで。
「わた、あ゛っ、っふ、だめ、くゅ、なんか、くゆっ！！」
「何回もっ、してるくせにっ」
何回やっても慶一は初々しいし、言い表せないくらい可愛い。
「ぎゅってして、！」
「！」
これでもかって抱き締めて、舌を絡ませる。それだけなのに、慶一ってば、俺のを痛いくらい締め付けてるの、気付いてる？
ラストスパートをかけ、律動を早める。どぴゅと弾ける気配がして、俺の腹にまで盛大に飛ばしてくれちゃった。
「はやく、わたるの子供欲しいなぁ」
「……馬鹿、俺と慶一の、だろ」
「そうやね」
照れたように笑う慶一が可愛くって、もう一回キスをした。
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グレン - 久っしぶりのコメ失礼します！続編めちゃくちゃ楽しみです！！！！これからも頑張って下さい！ (2018年9月30日 15時) (
レス) id: 6ba2a539d5 (このIDを非表示/違反報告)
白魔冬夜(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ＠pc垢さん» Rタグ外しました！これで見れると思います！ (2018年9月25日 21時) (レス) id: 32f464dcbd (このIDを非表示/違反報告)
白魔冬夜(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ＠pc垢さん» あ、そういえば、Rタグ付いちゃったんでした‥…すいません！ (2018年9月18日 20時) (レス) id: 32f464dcbd (このIDを非表示/違反報告)
紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ＠pc垢 - 白魔冬夜さん» すみません……検索をかけたのですが引っかからなくって…… (2018年9月18日 1時) (レス) id: a79284f49c (このIDを非表示/違反報告)
白魔冬夜(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢さん» あの、良かったら私の小説を読んでいただけないでしょうか？題名は歌い手短編集[男主]です。 (2018年9月15日 7時) (レス) id: ab864f4761 (このIDを非表示/違反報告)
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