キミのハジメテ(1) ページ29
涼介「…さすがに、誘うのは早過ぎたかな。」
Aと約束を交わして、
Aと分かれて帰ってきた旅館、
部屋で1人で後悔してる。
会って3日だぞ?
普通に考えたらバカなんじゃねーのって言えるほどだよ?
東京の女とかだったら「それ目当てだったの?」ってフラれるパターンなのに。
Aは…やっぱり他の女とは違う。
顔を赤らめて、少し困りながらOKを出した。
涼介「…東京に連れてったら、他の男でも抱かれそうだな…。」
絶対言い寄られたら、体あげちゃうタイプだ。
だからって…Aを置いていきたくもないんだよな。
・
・
・
・
・
・
・
涼介「……最後まで出来っかな…。」
今更 不安になり始めてきた。
Aは人間じゃない、人魚だぞ?
濡れたら尾びれに変わるって…汗でも変わるのかな、
女子のアレも濡れたら変わるなんてことある?
さすがに…そこで濡れたら、もうどうしようもなくね?
A、初めてだって言ってたし…濡らさずにいれたら絶対痛い。
泣き叫ぶよな、、絶対ダメだ。
んな痛い思いさせてまでAとシたいわけじゃねぇし。
そーなったら我慢するよ、俺も。
トントン__
涼介「はいっ!?」
「失礼致します…、山田様。
あの…女性が訪ねてきたんですが…ファンの方とかでしたら帰しましょうか…?」
A…だよな、たぶん。
涼介「大丈夫です、通して下さい。俺が呼んだ人ですから。」
「かしこまりました…。」
しばらくしてから、再びノックの音が聞こえて。
ゆっくりと開いた扉から…Aが入ってきた。
・
・
・
・
・
・
・
涼介「…おいで。」
A「…ぅん。」
Aは、初めて会った時と同じような白いワンピースに身を包んでいて。
優しい声をかけて、優しく手招きをして呼んであげると、
少し戸惑いながら俺の方に近付いてきた。
ストン、と静かに俺の前に座るA。
手を伸ばして、優しく頬に触れると…
A「っ…。」
小さく肩をビクッと動かして、目をギュッと瞑った。
…可愛い。
・
736人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「山田涼介」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kaori asa(プロフ) - 最高ーっ!です。気付いたらタオル握り締めて画面を必死にスクロールしてました。ありがとうございました。 (2019年9月24日 6時) (レス) id: 89ca319f3b (このIDを非表示/違反報告)
KNN☆(プロフ) - なんでだろう。目から雫が落ちてくる...夢主ちゃん可哀想だけど、なんだか、表現しきれないぐらいの想いを持って死んだのかなって思った、これからの続編みたいなやつ書いたら面白いと思います。とても面白かったです。 (2018年7月17日 20時) (レス) id: b591646d2a (このIDを非表示/違反報告)
rhythm♪ - 泣きました!とても感動しました!!くるすけさんの作品とっても大好きです。これからも頑張ってください!!応援してます!! (2018年2月9日 15時) (レス) id: d0ee879122 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - この作品何回も繰り返し読んでいるんですけども、本当にいいお話で、毎回毎回涙してます!! この人魚の生まれ変わりとかの話って書いてくれたりしませんか?? くる助さんのお話大好きです。これからも応援してます!! (2018年1月19日 23時) (レス) id: 7ce3edd3fa (このIDを非表示/違反報告)
涙もろ子さん - 涙が止まりません ほんっとに涙が止まりません…。これからも作品作り続けて下さい! (2017年10月9日 1時) (レス) id: 2bf35c0a63 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2017年6月5日 20時