Sweetheart is Mermaid＊Ryosuke

過去と現在(3) ページ20

貴方とは、数え切れないくらいの話をした、

たった数時間が、数日のように長く感じた、

それぐらい…貴方といた時間が幸せで＿＿＿









苦痛だった…、









きっと、この人も私の正体を知れば去っていく

私の前からいなくなる

私に罵声を浴びせ、石を投げたり酷いことをしていなくなる









それとも私を捕まえて、そのテレビとか言うのに出す？

出して、見世物にして、どこかヤバそうな男とか場所に売るんでしょ。









もう うんざりなの…。









これ以上…傷付きたくないの。









お願いします…神様









私とこの人を…もう二度と、会わせるようなことはしないで下さい。









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貴方と…涼介と話しているのは、凄く楽しかった。








ワンピースについた砂を取って、なんて甘えるようなこと、いつもの私なら絶対に言わないのに

自分じゃないみたいで、変だった、









貴方にバイバイと言った、









そのバイバイは、貴方にとっては” また会おうね “

私にとっては” 永遠にさようなら “

そんな意味だったけれど、









神様は…意地悪だった。









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毎朝 歌っている歌を、人がいない時間帯に歌う。









人魚の歌には力が込められているから、

人が聞いたら、吸い寄せられるように来てしまうから、








だから朝早い時間に歌っていたのに…









どうして貴方はここにいたの、

私の歌を聞いてしまったの、









もう二度と…会いたくなかった、貴方は

私の前に、また現れた。









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＿＿＿どうして現れたかな、もう二度と、二度と会いたくないって思っていたのに、

どうして私の歌を耳に入れてしまったかな、









人魚の歌は強力なの、

一度聞いたらしばらくは耳から離れていかないくらい、強力で、魅力してしまうの、

だから…本当は歌いたくないけど、歌わなきゃ体がおかしくなるから、…仕方なく歌ってる。









それから…全て壊れていった。









晴れだと言ってた天気予報も外れて、雨がザーザー降り出すし。

逃げようと思ったら捕まって、…正体はバレちゃったし。









なぜか…なんでか、貴方にだけはバレたくなかった。







嫌われたく…なかったのに。







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