紅覇 紅明 お出かけ 2 ページ49
庇い合う二人を見ると、自分に非があったことは、紅覇の頭から消え、逆に、これを利用しようと考えた。
紅覇「僕と手を繋いでついてきてくれればいいの!」
紅明「こら、我儘を言っては…!
A「別にいいですよ。はい。(差出」 え」
紅覇「♪」
A(可愛い…)
勿論、紅明がその考えに気づかないわけがなかった。
紅明「…では、歩くのが遅いので私も。」
A「え、あぁ、はぐれるといけませんからね。」
易々と空いていた手をとった。
紅覇「明兄はちゃんと歩けばいいじゃん。Aちゃんの両手が塞がっちゃって可哀想なんだけど?」
紅明「だったら紅覇が手を離せば良いでしょう。意味もなく手を握る方が余程迷惑ですよ」
紅覇「意味あるし!Aちゃんへの愛情表現っ」
A「え!?//」
紅明「ま、またそのように誰にでも言って…A殿、真に受けないでくださいね」
A「は、はい(吃驚した…)」
紅覇「(明兄め……。) Aちゃん、あのお店入ろうっ」
兄とAさんを引き離そうと、目をつけた店のほうへ強く手を引いた紅覇。
A「わっ引っ張らなくとも着いていきますよ!こちらに紅明様もいらっしゃるんですから…」
紅覇「明兄なんてどうでも良いもんねー。べーだ」
紅明「こ、紅覇……!!」
A「市街地で喧嘩しては目立ちますよ!とりあえずその店に入りましょう……
…って何の店ですか」
紅明「装身具屋、ですね」
・
・
そこの暖簾をくぐると、宝石や金属…とにかく光を反射するもので溢れていた。
A「うわぁ……紅覇皇子様はこういうの好きなんですか?」
紅覇「別にぃ(ぷいっ」
A(怒ってる…?)
紅覇の態度に頭を捻っていると、片方の手を強く引かれた。その拍子で紅覇の手が離れる
紅覇「っ!」
紅明「A殿、紅覇は放っておいてこっちに。
私はセンスがありませんが、欲しい品があれば贈りますよ」
どうやら紅覇が捻くれているうちにAを近くに寄せようと言う企みらしい。
A「?!
そんな!悪いですよ、ただでさえいつも良くしていただいているのに…。」
紅明「社交辞令は良いですから。選んでください」
A「いやいや本当に!
第一私は華美なアクセサリーとか着けたことないですから…」
紅覇「…これ、明兄がAちゃんに着けてあげたらぁ?」
Aが自身もセンスがないことを主張すると、紅覇がひねくれた言い方ながらも、目星をつけていた品をAの掌にのせた
→続く
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すンず - 白龍とアリババでお願いできますか? (2019年8月4日 19時) (レス) id: 6823c0d55a (このIDを非表示/違反報告)
スカーレット(プロフ) - リクエストいいですか?白雄と白蓮の取り合いお願いします! (2018年5月24日 18時) (レス) id: 5e178e612d (このIDを非表示/違反報告)
梨沙 - リクなんですけど、「ティトスとスフィントスとアラジン」の作ってくれると嬉しいです///難しくて出来なかったら、全然良いですよ♪/// (2015年2月13日 0時) (携帯から) (レス) id: 81f9aa97f7 (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 琴葉さん» 琴葉さん、わかりました!スパルトスさんとどなたで作りましょうか?2でお待ちしています! (2015年2月11日 21時) (レス) id: f813fd4a2a (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 奈倉さん» 奈倉さん、すみません もうリクエストが来ていたので2で作ってしまいました!良かったら見てください (2015年2月11日 21時) (レス) id: f813fd4a2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルティ | 作成日時:2013年8月22日 22時