【マギ】取り合いばかりの短編集！？

シンドバッド　マスルール　医務室にて ページ28

七海の覇王はどこかしら思っていた

無口で、女性を褒めず、笑顔もろくに見せないこいつだけには負けない、と


が


マス「…………シンさん 俺がAさんと話してるとき何で睨むんスか」


体術の稽古を繰り返すうちに、シンドバッドよりは遥かに親しくなっていた…


シン「……同一の部屋にいて目を遣るのは不思議なことじゃないだろマスルール。
それに俺はお前じゃなくてAさんを見てるだけだ」


A「も、もう大丈夫ですよ私は。 ご心配おかけしました」


当番だったマスルールの町の見回りに同行していると、数人の男が盗みをしていたのを発見、 彼女はまだ慣れない風魔法を誰も怪我しない程度に調節しながら捕らえた。

するとマゴイ切れ寸前になり、体調が悪くなってしまった

で、マスルールが医務室に運び、手が空いている人がいなかったためベッドの横にずっとついていたのだが…


見舞いに来た王が訝しげに凝視してくる。

流石にマスルールでも気になり理由を聞くと
ふてくされたような返事が送られてきたのだった



マス「…………Aさん飯食えます?」

A「勿論です!」


明るい返答…微笑ましい

食事を取りにいこうと立ち上がると
･･･…笑顔でマスルールを見送ろうとしている国王の姿。


マス(あ、席はずしたら危ない)

シン「どうしたマスルール?」

マス「……シンさん食事持ってきてくれません?」

シン「王に命令する気か?」

マス「……いえ」






続く→→

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