【銀魂】真選組監察方の紅一点②【山崎退成り代わり】 (ページ6)

今日:5 hit、昨日:12 hit、合計:28,501 hit

メイドカフェに行く時は羞恥心は捨てろページ6

※メイドカフェに関する知識が偏りまくりなので、変な点がいくつかあるかもです…
※相変わらず付き合ってないし万斉さんはキャラ崩壊が激しい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『おかえりなさいませ、ご主人様！』

精一杯の可愛らしい声で、ご主人様をお迎えする。
最早ちょっとヤケクソ気味だ。

こんにちは。真選組監察方の山崎Aです。
ただ今潜入調査…というか、メイドカフェにて絶賛アルバイト中です。

というのも今回、このメイドカフェに攘夷浪士共が集って何やら不穏な動きをしているというので、こうして潜入して探りに来たわけなのだが…

なんでメイドカフェなんだよ！？もっと他にあっただろ！？
攘夷浪士ってのは皆頭フワフワお花畑なのか！？

何が悲しくてこの歳でメイドカフェのメイドさんに扮して仕事せねばならないのか。
いや世の中、現役の人も居るかもしれないけど！

まだ働き始めて3日目だけど、攘夷浪士たちが現れる様子はない。
今日も私は、お店を訪れる"ご主人様"を笑顔でお迎えする。

『おかえりなさいませ、ご主人さ…ま゛っ…！？』

目の前に立つ人物を見て、笑顔が固まる。

「ただいま帰ったでござる。A殿」

対して爽やかな笑顔でそう答えたのは、鬼兵隊の河上万斉だった。

何でコイツがここにっ…いや、またどうせ「A殿の音が聞こえたでござる」とかそんなんだろう。

それか、ここ数日監視されていたのかもしれない。だってストーカーだもんコイツ。
クソッ…気がつけないとか、監察として情けない…

『や、やだなぁご主人様、私の名前はザキ子ですよぉ～！あ、久々にお帰りになられたので、忘れてしまわれたんですね？』

「拙者、A殿のことは一時も忘れたことはないでござるよ」
そう言われて両手を握られる。

うるせェェェェ！！こちとらそういう設定で仕事中なんだよォォォ！！
あとこのお店、メイドはお触り禁止ですぅぅぅ！！

『ご主人様…私はザキ子ですよザキ子』

ね？と念を押すように首をかしげる。
ちなみにザキ子とは、私のメイドカフェでの名前である。

てか、もしかしてメイドカフェに集ってる攘夷浪士の1人ってコイツなんじゃ…！？
ということは鬼兵隊絡み….？

「A殿がそう言うのであれば…」

『では、ご主人様。こちらへどうぞ～』

これは、探りを入れてみる必要がありそうだ…と、私は万斉を席に案内したのだった。