【銀魂】真選組監察方の紅一点②【山崎退成り代わり】 (ページ41)

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カブトムシ捕獲計画⑤ ページ41

さて、今回捜しているのは''虹琥丸(にこまる)"という名前の、レインボーカラーのカブトムシだ。

何だレインボーって。
どういう突然変異？

アレか？流行りの映えを意識したのか？

結局、前回と同じように万事屋の3人に協力してもらうことになったのだが、
真選組と万事屋の面々はやはり折り合いが悪いようで、早速喧嘩が勃発していた。

「ふん。カブトムシ捕獲なんて、この神楽様にかかればちょちょいのちょいネ。オメーはすっこんでろヨ、サド」

「上等じゃねーかァ。真っ先に吠え面かかせてやらァ！」

『はいはい、喧嘩しないの』

睨み合っている沖田さんと神楽ちゃんの間に入って仲裁すると、今度は土方さんと万事屋の旦那が喧嘩を始めてしまった。

「テメーらの力なんざ借りなくても、カブトムシくらい捕まえられるわ。真選組なめんな」

「そんなこと言って前回失敗したの、どこのどいつでしたっけェ～？カブトムシもろくに捕獲できないとかさァ～ちゃんと仕事しろよ税金泥棒さんよ～」

「テメーが踏んづけたんだろーが！！」

『だから喧嘩すんなっつってんだろうが！！』

私はそう叫ぶと、2人に拳骨をかました。

沖田さんと神楽ちゃんならまだしも、何してんの大人！？

「A、おま…少しは手加減しろよ…」

「いだだ…母ちゃんかよ…」

しゃがんで頭を押さえて唸る2人を見下ろして、こんなデカい子供お断りだと私は思った。

「あー…何だっけロリ丸？ぺド丸？阿弥陀丸？さっさと捜そうぜ」

「オイ最後のやめろ！！怒られるだろ！！」

『虹琥丸ね』

頭の痛みから立ち直った万事屋の旦那の言葉に、新八君と私がツッコミを入れる。

こうして、私たちはやっと全員でカブトムシ捜索を開始するに至った。

…時間かかりすぎじゃね？