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ルールを守って楽しい花見を! ページ21

※お花見の話(オリジナル)
なんかもう普通に仲良い万山ちゃん。
※万斉呼びが定着してるAちゃん。
※相変わらず万斉さんはキャラ崩壊が激しい。
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『お花見かあ…』

そう呟いて、私は頭上の桜を見上げた。
うん。めちゃくちゃ綺麗だ。

こんにちは。真選組の山崎Aです。
今日は、江戸の桜の名所でもある公園に来ています。

『まあ、場所取り要員なんですけどね!』

誰に言うともなく、私は元気よく叫んだ。

おっと、まだ朝の5時なんだった。
公園とは言え、早朝から騒ぐのはよろしくない。

ちなみに今日は非番なので隊服ではなく着物姿である。


昨晩突然、「明日は皆で花見をしよう!」という話になり、

私は隊士たちから、

「あ、Aさん。場所取りよろしくッス!」
「弁当も頼みまーす!」

と口々に言われて、弁当作り兼場所取りをお願いされたのだ。

アイツら、人を母ちゃんか何かと勘違いしてないか?

弁当も作って場所取りもするとか、めちゃくちゃ大変じゃねーか!と思って断ろうと思った矢先、

土方さんに、

「弁当か…A、マヨネーズ多めで頼む」

と微笑まれてしまっては、頷くしかなかった。

くそう…イケメンずるい…


いやマヨネーズ多めって何だよ!?

ツナマヨとかエビマヨとか!?

私そんなにマヨネーズ使った料理のレパートリー無いんだが!?

助けてクックパッド先生!!

と、昨晩から仕込みを始めて、
深夜だか早朝だかわからないけど3時には起きて弁当を作り始め、場所取りのために早めに公園に来て、現在の5時に至る。

4月とはいえ、早朝はまだ少し冷える。

私は羽織を肩にかけ直すと、明るくなりつつある空を見上げて呟いた。

『良い天気になりそうだなぁ〜』

「拙者、お弁当作って来たでござるよ」

『あ、ありがと…う…』

突然隣から聞こえてきた声と、差し出されたお弁当にお礼を言いかけて……

はたと気づく。

今日、場所取りを命じられたのは私だけだ。

そしてこの声には聞き覚えがある。

お弁当に差し伸ばしかけた手を止めてゆっくりと横を向くとーーー

『なんでいるのお前ェェェェ!?』

鬼兵隊の河上万斉が、いつの間にか隣に座っていた。

花見の場所取りも楽じゃない→←※ただしイケメンに限る



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ひゅーまん - 山崎退は出てこないんですか? (3月31日 19時) (レス) @page10 id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐりずむ | 作成日時:2021年7月21日 17時

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