ギンタマクエスト�� ページ16
「んじゃー、モンスターゲットして戦わせようぜ」
万事屋の旦那が今度はモンスターを入れるボールっぽいものを取り出してきた。
アレだ。赤と白のやつだ。
「『それもアウトォォォォ！！』」
てか、どこにあったのそのボール！！
「モンスターをハントして素材を剥ぎ取るアルヨ」
「おっ！いいねぇ〜」
更には2人でモンスターをハントする話まで始めている。
「オトモにはサダハルーがついてるアル」
「いや定春いないよね！？」
もういいやツッコミ疲れた……と、私は新八君にツッコミを任せて遠い目をした。
「つーか、なんで新八は手にフライパン持ってんの？ファッション？」
「今更かよ！？」
『呪われてて取れなくなっちゃったんですよ』
好きで持ってるわけじゃないから！！と叫ぶ新八君のために、補足してあげる。
「呪われた装備とかダサいネ。だからお前は駄眼鏡アルヨ」
「いやメガネ関係ないよね！？」
相変わらず神楽ちゃんは辛辣である。
「ところでジミーちゃんはどしたの？地味だからパーティ追放されたの？」
万事屋の旦那が、今度は私のほうを見て首を傾げた。
『んな流行りのパーティ追放された系の話と同じにしないで下さい！大体、こちとら村娘Aですからね！？』
もうあれ、追放されたメンバーでパーティ組めばいいよ！！そうすりゃ最強だよ！！
てか皆追放され過ぎじゃね？どんだけ信頼ないんだよ。
「村娘Aって完全にモブじゃん。まあジミーちゃんにはお似合いなんじゃね…あだだだだだちょおお踏んでる！つま先踏んでるからァァァ！？」
『今すぐ棺桶にしてやってもいいんですよ』
失礼なことを言われたので、思いっきり足を踏んでやった。
ついでに、"ザキ"の呪文を唱える準備をする。
「え。なんでそんな呪文覚えてんの」
『なんか最初から覚えてました』
「怖っ……ちょ、唱えるのやめてね？銀さんまじで棺桶になっちゃうから！」
『ザオリク覚えたら復活させてあげますから大丈夫ですよ〜』
「ねェ目が笑ってないんだけど！？真選組どういう教育してんの多串君んんんん！！って……そういや他の真選組の野郎は？」
『それが、どこにも居ないんですよね…しんせんぐみ村にも誰も居なかったし…』
「いや"しんせんぐみ村"て何」
『…その流れさっき新八君とやったんでカットで』
「銀ちゃんの見せ場取ったらダメヨ、新八ィ〜」
「いやいやいや僕が悪いのコレ！？」
【なんやかんやで 銀時と神楽が 仲間になった！】
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作者名：めぐりずむ | 作成日時：2022年5月7日 2時
