【銀魂】真選組監察方の紅一点番外編② (ページ12)

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ギンタマクエスト④ ページ12

なんとなく自分の職業やレベルが何なのか気になって、私は頭上に表示されたものを見つめる。

《村娘A Lv5》

『まあ、そうでしょうね！！というかLv5って何だ！？微妙だな！？』
まじでNPCじゃねーか！！あとレベルあがるような場所どこかあった？

予想通りというか、なんと言うか…
と、ため息をついた私を見て、新八君が自分の頭上を指さして言った。

「いいじゃないですか…僕なんてホラ」

《ただのメガネ Lv1》

『うわ…』

「ただのメガネってなんだよ…こんなん装備品じゃねーかァァァ！！」
しかもLv1って！！冒険始めたての人じゃん！！と叫ぶ新八君を慌てて宥める。

『……ん？なんか新八君、光ってない？？』

「うわっ！？ちょ、僕なんで光ってんですかァァァァ！？」

やっぱりィィィィ！！何が起きてるのーー！？

【おっと、ただのメガネの様子が…】

【ただのメガネは進化して、オシャレメガネになった！】

新八君が光り輝いて謎のナレーションが聞こえたと思ったら、彼のメガネが若干オシャレなメガネに変わっていた。
いやどういうこと！？

進化したってことは…と、新八君の頭上に出ていたステータス表示を確認してみる。

《オシャレメガネ Lv2》

ああ、進化ってそういう……？

「大して変わんねーよ！！ちょっとオシャレなメガネになっただけで、まだ人ですらねーよ！！」
あとさっきの謎ナレーションしてんの誰だよ！？と、若干キレ気味の新八君が空に向かって叫んだ。

『ま、まあまあ、そのオシャレメガネ似合ってるよ！』

「フォローになってないですよ……というか、今の何だったんですかね？」

『ゲームでいう、レベルアップ的なやつかな…』

【新八は、ツッコミスキルが1上がった！】

「うわっ…また聞こえた…」
今更ツッコミスキルが上がっても嬉しくない…とぼやく彼を見て、私も自分のステータスを改めて確認してみた。

『あ、私何か呪文覚えてるみたい』

「え。Aさん魔法使えるんですか？……いいなぁ～」

『いや使えるかはわかんないけど…』
ホイミとかかな？と思って、更に見てみると──

▶じゅもん
──────
▶ザキ(てき 1たいをそくしさせる)

『……何でだよっ！！』
え、これ普通Lv20くらいで覚えるやつじゃね？
なんで最初から覚えてんの？
しかも、回復呪文より先に……怖っ…

あと平仮名表記なのが余計怖い。