風紀委員の紅一点：ステッカー事件編 ページ7
※またもや3Z時空の話。
※リターンズの内容含みます。
※相変わらず篠原君は実写版のイメージ強め。
※最後ぐだぐだww
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こちらは、風紀委員の委員会室…という名目で借りている空き教室。
現在、風紀委員の面々は会議のために集まっている。しかし、全員ではない。
銀魂高校の風紀委員は、何故か肝心な時に集まりが悪いのである。ダメじゃん。
今回、集まっているのは、委員長の近藤勲、
副委員長の土方十四郎、そして幹部の沖田総悟と斉藤終、
さらに書記やら会計やら潜入調査なんかも時々やったりする山崎Aと篠原進之進、計6人である。
「あ、Aさん！クッキー食べますか？」
『わ！ありがとう篠原君』
後輩の篠原が差し出したクッキーが乗ったお皿を、Aは嬉しそうに受け取った。
「紅茶もありますので、どうぞ」
今日はアッサムにしました。ミルクティーにすると美味しいですよ。
と、いつの間にかティーポットとカップも用意されていて、本格的にお茶会が出来そうである。
『さすが、出来る男は違うねー』
ホント、他の男共にも見習って欲しいなー…と、Aは用意してもらったアッサムティーにミルクと砂糖を混ぜながら呟いた。
『あ、終さんも食べますか？』
隣に座った斉藤に、Aはクッキーのお皿を差し出す。
「………」
斉藤は彼女とお皿を見比べると、クッキーを一つだけ摘んで、口に放り込んだ。
勿論、マスクは外して。
「………」
彼はしばらくもぐもぐ咀嚼した後、グッと親指を立てる。
美味しかったらしい。
「オイこらお茶会委員じゃねーんだぞ」
その様子を見ていた土方が、腕組みをして呆れたように言った。
「篠原、お前そのお茶会セット一式みたいなモンどっから持ってきやがった…」
「英国式アフタヌーンティー同好会の方が、ティーセットを新調したからと貸して下さいました」
「…ちょっと待て。そんな同好会、ウチの学校にあったか？」
なんだその、紅茶を嗜むのは当然さ、英国紳士としてはね。みたいな同好会は…
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作者名：めぐりずむ | 作成日時：2021年10月10日 2時
