【銀魂】真選組監察方の紅一点番外編 (ページ24)

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Happy Birthday to 銀さん!!③ ページ24

「でもよ～誕生日くらいケーキ食ったって良くね？」

『そんなに食べたいなら、自分で買って食べたら良いじゃないですか』

尚も絡んでくる銀時に、Aはため息をついて言う。

「いや、それが今月ピンチで…というか、男が誕生日に1人でホールケーキ買って1人でお祝いとか寂しくない？切なくない？」
想像したらめっちゃ悲しくなったんだけど！？

『今月ピンチなのにパチンコ行って、余計ピンチになってどうすんですか…』
まず、一山当ててどうにかしようって考えが間違ってるけど。

と、またもや呆れ顔で彼女は隣の銀時を見上げた。

『あと、私は別に1人でなんて言ってないですよ。
万事屋には、新八君も神楽ちゃんも、定春君も居るでしょ？』

「まあ、アイツらもお祝いくらいはしてくれるけどよォ…やっぱりケーキがないんじゃ盛り上がりに欠けるっつーか…」

ケーキがある誕生日と、ない誕生日とじゃ、天と地ほどの差がある！と銀時は力説した。

そんな彼の様子を見て、
『もう、仕方ないなぁ…』とAは大きくため息をつく。

誕生日にケーキが無いのは確かに悲しい。
甘い物が好きな者同士、その気持ちはわかる…

世の中には誕生日ケーキいらない派の人も居るけれど、自分はケーキがあったほうが嬉しい派だ。

そう思って、
『ちょっとここで待ってて下さい』と銀時に告げると、彼女はちょうど近くにあったケーキ屋に入って行った。