（仮）2

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ｼﾞｺ【皆が俺って‥結構ｷﾂｲだろ？(苦笑)】


一瞬ﾅﾅﾒ上を見て考えてたｼﾞﾎはｳｴｯて顔で私に視線を戻した


私【そ？私にはﾊﾟﾗﾀﾞｲｽなんだけど‥残念(笑)】


本当にそんな世界があったら楽過ぎてﾊﾟﾗﾀﾞｲｽ


口に出さなくても気持ちが伝わる

変な誤解して疑ったり、勘ぐったりしなくてｲｲ

‥私が私のままでいれる


ｼﾞｺ【話ー‥聞こっか？】


ｼﾞﾎにｸﾙﾘと背中を向けてﾘﾋﾞﾝｸﾞに歩き出すと遠慮気味に問いかけられた

私は顔だけｼﾞﾎに向けて小さく首を横に振る


ｼﾞﾎは私の返事を確認すると小さな溜息をついてそれ以上は何も聞いてこなかった




ｼﾞﾎ【先に寝るぞー】


ｿﾌｧｰでﾎﾞｰとしてたらｼﾞﾎに声を掛けられた


私【んー‥】

ｼﾞﾎ【ﾎﾞﾝﾔﾘしてないでお前もとっとと寝ろょ】


ﾕｸﾞｫﾝの事が気になって心ｺｺにあらずの私

ｼﾞﾎには何かあったのはお見通しで、さっきから何度となくこんな会話を繰り返してる


私【ｼﾞﾎｰ‥報告しとく】


寝室に歩き出してたｼﾞﾎの背中を呼び止めると

んー？って感じで立ち止まったｼﾞﾎが私に視線を向けた


私【ﾕｸﾞｫﾝの元ｶﾉさん‥新しい彼氏がいるんだって】

ｼﾞﾎ【･･･】

私【‥ただの勘違い？だったみたい(苦笑)】


本当はこんなﾊﾞｶみたいな勘違いしてたなんて恥ずかしくて言いたく無いけど

ﾕｸﾞｫﾝとｼﾞﾎは同じｸﾞﾙｰﾌﾟで仕事で顔を会わせるのは当たり前

今更だけど私のせいで変に気まずいのは申し訳ない

ﾁｮｯﾄ早めに自爆したって何の問題もないから事前に報告


ｼﾞﾎ【ｸﾞｫﾆのﾄｺ‥戻んねーの】


状況を把握したｼﾞﾎの第一声に苦笑い


私【その選択肢はー‥ない】


私に言葉にｼﾞﾎは一瞬目を見開いてﾁｮｯﾄ驚いてる


私【ﾕｸﾞｫﾝと一緒にいると私が私じゃなくなる‥自分の事、大嫌いになってく】

ｼﾞﾎ【‥後悔しねぇーの？】


後悔‥するんだろうなぁ‥

けど、ﾕｸﾞｫﾝと一緒にいても多分後悔する‥と、思う

どうせ後悔するなら自分の事、これ以上嫌いになりたくない‥


私【‥あ!!ｼﾞﾎってずっと忙しい？久々にご飯行こっか？】

ｼﾞｺ【‥んー】


不自然すぎる誘いにｼﾞﾎは溜息交じりの低い返事を残して寝室に消えてった



ｵﾝﾏと同じ種類のｵﾝﾅになりたくない

なんて、自分勝手な私の本心はｼﾞﾎにだって言えない

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