二つの姿を持つ姫 (ページ10)

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ボムチュウページ10

『はぁっ！』

Aは持参してきた剣を降り下ろす。

マジか…私、結構体力無かったんだなぁ(;´A｀)
今のところ２００体ぐらいしか倒してない。でも私からすれば結構倒した方じゃない！？

インパたちと共に進んでいくと、大きな岩が道を塞いでいた。

インパ「あの大岩があるかぎり先に進むのは無理だな…」

インパが絶望しかけていると、ゴロン隊長が言った。

ゴロン隊長「大丈夫ゴロ！大岩ぐらいこの“ボムチュウ”で一発ゴロ！」

ゴロン隊長はボムチュウを早速、発進させた。
ボムチュウはどんどん進んでいったが、途中魔物の群れに襲われてしまった。

ゴロン隊長「まずいゴロ！皆でボムチュウを護衛してほしいゴロー！」

『分かった！私が向かうよ！』

Aがボムチュウを護衛しに行こうとすると、

シーク「なら、僕も行こう。」

と、シークも同行してくれた。心底心強かった。

なんとかAとシークはボムチュウを大岩まで護衛したが、Aはもう傷だらけだった。

『はぁっ……はぁ…』

シーク「A！危ないっ！！」

と声がかかったかと思うと、ボムチュウの爆発がすぐ近くで起こった。

『！？』

意味もなく目を瞑った。

『…？』

痛みがこない。それどころか、

『…暖かい？』

私はシークに抱き締められていた。