二つの姿を持つ姫 (ページ35)

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やっぱりページ35

≪Aよ…≫

誰？

≪私はマスターソード。お前の生みの親のような存在だ。≫

…貴方みたいな者が、私の生みの親なんて嫌です。

≪謝ってすむことではないが、本当にすまなかった。力を持っていなかったからお前を城に預けた訳ではないんだ。≫

私をずっと放っておいて、今更何なんですか？

≪お前が人として生まれたからだ。≫

え？

≪人間として生まれたなら、人里の方が暮らしやすいはず。だから、力を持っている持っていないに関わらず、お前を人と同じところに住まわせるようにしていた。つまり、お前を思ってだ。どうか、これだけは知っていてくれ…≫

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ゼルダ「A！！」

ゼルダの声で我にかえる。ゼルダとリンクがAの手の上に、自身の手をのせていた。

ゼルダ「大丈夫ですか！？」

『は、はい。聖剣の声を、聞いていました。』

リンク「とと、とにかく、これを終わそう！」

三人で力を込める。

『…さ…刺さった…』

辺りに立ち込めていた悪い気も綺麗に消えていて、光がより強く聖剣を照らす。

ゼルダ「…終りました。」

リンク「…ねぇA。ちょっといいかな？」

と、私の手を引いていった。

『え？え？』

リンク「ゼルダ姫。少々お待ちください！」

ゼルダ「ええ…」

な、なんなんだろう？(・_・;

＿＿＿＿
ゼルダに見えないところまで来ると、リンクはAの方を向いた。

『な、何？リンク？』

リンク「僕、ずっと考えてたんだけど、やっぱり本当みたい…

僕はAが好きなんだ！」

え？(゜_゜;)