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シャオロンさんと訓練し終わった後、自室へ戻る為に廊下を歩いていると後ろから誰かに抱きしめられた。自分の汗臭さを思い出し、思いっきり体をねじってみるがビクともしない。視界の隅に移る緑色で誰なのかすぐにわかった
「ゾムさん、離してください」
「嫌や。絶対嫌や。」
子供のように拗ねるゾムさんは新鮮で、その中にまだ少年の心があることがわかる。しかし、訓練し終わったあと。汗臭いのは変わりない
「汗臭いので離してください」
「ええ匂いするで。俺Aだったら汗臭くても大丈夫」
「それはそれで複雑ですが、離してください」
早く帰ってシャワーを浴びたい。そう思うけど口に出すことは出来ずに唯一刻と時間が流れていく。
久しぶりに思い出した。初めてゾムさんと接触した時もこんな感じだったな。ちょうどこの廊下だった気がする。その時はまだ警戒心があったっけ。
1人懐かしさに浸っていると、ゾムさんが口を開いた
「なぁ、約束してや」
肩に顎を載せ、腹元に腕を滑り込ませるとキュッと抱きしめてくる。恥ずかしさやら、緊張やらで私の心は一周まわって冷静だった。
「絶対、帰ってきてな」
「はい、私の帰る所はここですから。」
少しだけその筋肉質な腕を抱きしめる。そして、走り出した。約束の締結の表しとしてもあったが、大きい意味は、もしかしたらの保険だ
「あぁ、面倒臭い。」
今の私の顔は、酷く火照っているだろう。
なんでこの人たちにこんなにドキドキさせられるのか謎に包まれながらシャワー浴びた。
「ええ匂いやったなぁ」
急に走り出したAには分かるはずもなかった。ゾムが1人、耳まで真っ赤にしている所を。
それを偶然通りかかったコネシマにいじられたことも。
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がいこうかん(プロフ) - 心持ちさん» コメントありがとうございます！たくさんっ！？とても嬉しいです！はい、頑張ります！ (2020年11月19日 18時) (
レス) id: 5b2935e593 (このIDを非表示/違反報告)
心持ち - 続編おめでとうございます!がいうかんさんの作品たくさん見させてもらってます！これからも無理の無いよう更新頑張って下さい! (2020年11月19日 16時) (レス) id: 6c4e6d0421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がいこうかん | 作者ホームページ：http://around-the-clock
作成日時：2020年11月6日 19時
