高学歴は面倒くさい恋をするか。 (ページ5)

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Who am I？【gon】ページ5

東言×貴方

言side

現在、双子の兄の振りをして好きな子と電話している。

『それでさあ、レシピ通りに焼いたのに黒焦げなの！』

言「…そっか」

なんだこれ。

遡ること15分前、たまたまいい感じに撮れた写真をLINEのアイコンにした。そしてアプリを閉じようとした時、目に入ったのだ……全く同じアイコンが。

言「双子ここに極まれり…」

ポン
問『今日だけLINEの名前東にしよ〜』

めちゃくちゃ紛らわしいな。

言『いいよ』

こうして、ほぼ同一人物がLINEに爆誕した。

それにまんまと騙されたのがこのAちゃんだ。

「問ちゃんに試食してもらおうと思ってたのに！
一晩寝かせた時間を返して〜！」

ごめんAちゃん、僕には分かりません。

『あ、LINEきた

東？言ちゃんかな？』

言「そう、じゃないかな」

『やった、嬉しい〜！何だろう？
一瞬失礼するねー…

え？これ問ちゃん？

じゃあこれは！？言ちゃん！？』

言「あ、うん」

気付いたのか、すごい勢いで慌てだすAちゃん。

待って、僕からのLINE嬉しいの？

『うそ、なんで言ってくれないの！？お菓子の話ばっかりしちゃったよ！』

言「いや、話す間もなく怒り出したから」

『それは、ごめんね』

言「いや、楽しかったよ」

『ありがとう…』

言「あと、僕からのLINEで喜んでくれてありがとう」

問ちゃんだったけど、ときっとAちゃんは言ったことを忘れているだろうことにお礼をする。

『……！？う、ああ、どういたしまして…？』

言「っはは」

今日は良いことを聞いたな。

問ちゃんありがとう。

言『問ちゃんマジで感謝！』

問(斬新な謝辞だなあ)

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いつの間にかたくさんの方に読んでいただいてる…！
ありがとうございます🙏