いや、ただ匂うだけなんです 【名探偵コナン】

○43 ページ44

あの後強制的にRX-7に乗らされ、

今大大大大ピンチでございます。


なんで二人きり??


ベルモット誘えよ私誘ったんだろ



バ「試験は明日ですかぁ……」


『はい、そーですね』


降谷が敬語なのは、多分私に盗聴器がついてる可能性があるからだろう。


てか敬語移ったじゃねぇか私そんなキャラじゃないのに((


バ「…………」



いや何その視線。


盗聴器を探せと。


バ「……ｺｸﾘ」


頷いたぞコイツ人の心読みやがって！！


『はぁ……

ないよ。』


降「お前、本当に試験受ける気か？」


『当たり前だろ』


降「ハァ……


わかってると思うがものすごい危険なんだぞ？」


『いや、でも降谷が死ぬほどじゃないから』


降「甘く見すぎだ。


NOCだと疑われたら殺されるぞ?」


『でも……




でも私はこの国を救いたいの。』



降「お前……」



『私は知ってる。ダブルフェイスがどれだけ大変か。

いつものあなたを見てたら分かる。


だから、その仕事を私が手伝ったら貴方は少しでも楽になるかもしれない。

毎日毎日徹夜なんかしなくて良いかもしれない。』



降「……だが……」



『だからね、少しでも貴方の役に立ちたい。

ハッキングと射撃だけで役に立てるのよ？

とっっても良い話でしょ？』


降「……


お前までもが、



いなくなってしまうのが怖いんだ。



お前までいなくなってしまったら……俺は……」



『降谷……』



降「だからお願いだ。


組織には入らないでくれ。


試験に失敗したら幹部にならなくて済むんだ。


お前までもが幹部にならなくて良い。



お前のプライドが傷付くのが嫌なくらい知ってる。でも…………


お願いだ、失敗してくれ……!!!」

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