いや、ただ匂うだけなんです 【名探偵コナン】

○41 ページ42

『失礼ですが、あなた方のお名前は?』


「ジンだ」


「ウォッカでっせ」


ですよねー



『あ、よろしくお願いします』


“よろしくしたくないけど”と喉元まで出かかっていたが言わなかった私は凄い。

天才だと思う。





ｺﾂｺﾂｺﾂ……


あ、誰かが廊下歩いてる。



ウ「丁度良かった、バーボン、ベルモット」


『ば、』


バーボン????


まずい、殺される、ヤバイ、死ぬ


ｻｻｻｻｻ……


私は素早く移動し、ジンの後ろに隠れた。


ジ「なんだ、人見知りか」



『ふぇ』


いやなんだよ“ふぇ”って！！

なんか女子っぽい声が出たなおい。

こんな声私は出せたんだ……あぁ感動……!!



べ「なに？新入り？」


ジ「あぁ。

お前らにも世話になると思うぞ。」


バ「よろしくお願いしますね」


やだ、よろしくなんかしたくない。

貴方は公安とポアロで十分。


ジ「ほら、出ろ」


首根っこを捕まれて私はジンの目の前に出た。

いやひどくない？首根っこだよ？
乱暴だねこの人……嫌われるよ??


ほら、バーボンが目開いた。

と思ったら元の顔に戻った。

ポーカーフェイス得意かよコイツ。


『よろしくお願いします。

随分とお綺麗で。』


べ「嬉しいわ。ありがとう。私はベルモットよ。こちらこそよろしく。」


やだ私この人好き!((


『貴方、誰ですか？』


バ「僕だけ扱い酷くないですか??」


『私若くて背高い男苦手なんですよ。

なんかいつも意地張るしとてつもなく暴言はいてくるし貶すし。』


バ「……」


ははは、本人に愚痴言えるとか超最高！！！


バ「それは貴方が背が低いからでは??」


コイツ……!!!!

めっちゃニコニコしながら言ってきた。



もう嫌い!!!

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