マカロナージュなホワイトデー【T.M】 (ページ9)

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Aside

『た、貴久！！今日、何の日か知ってる？？』

貴久「そりゃぁ、まぁ。」

まぁそうだよね、朝から女の子たちに貰ってたし。

貴久「てかお前毎年くれてたじゃん。

今年くれないの？」

『ほ、欲しい……???』

ほんとは、持ってきたよって、笑顔で言いたいけど、貴久の返事が聞きたい。

貴久「え。別に？？」

『なっ!!???』

貴久「嘘。

ほら、持ってきたんだろ？
さっきから、後ろに隠してるやつ。」

『そ、そんなに欲しいの??』

貴久「Aのチョコが、一番欲しい。」

そういって笑顔になる。

……っ反則だよ

『こ、これ』

貴久「さんきゅ！！！

おっ、いつもの。」

『いつもので悪かったわね！』

貴久「悪い意味じゃねぇよ！

毎年楽しみだから。」

『な、なんでそんなことサラッと言えるのよ。』

貴久「なんでだろね？」

『そ、そうだ、お返し！

お返しちょうだいよ？？

とびっきり良いもの！』

貴久「おう、何が良い？？」

『んー、、、

あ、あそこのマカロン！！

“smile”の、マカロン！！』

そのお店マカロンは、私たちがよく食べていた、思い出のもの。

貴久「おけ、待っときな」

『やったぁ！！！』

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