マカロナージュなホワイトデー【T.M】 (ページ10)

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Aside

ねぇ貴久、

まだお返し、貰ってないよ？

マカロン、貰ってないよ？？

ずっと楽しみにしてたのに……

お返し待ってたのに。

どうして……???

「待っときな」

そう言ったの、貴方だよ？

私ずっと待ってるよ？？

なのに……なんで……

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

貴久「ごめん、もうAとは付き合えない。」

『え……??』

いつもの通り、一緒に下校してるときに
そう告げられた。

私は驚きと悲しみでフリーズした。

『な、なんで？なんで？ずっと一緒でしょ？？

私の傍にいるって、貴久そう言ってくれたじゃない！！』

貴久「…………悪い」

『…………謝って欲しい訳じゃない。

理由を聞かせて？？？』

貴久「……」

『なんで？言えないの？？』

貴久「……悪い」

そう言い、貴久は走っていった。

『だから！謝って欲しいんじゃなくてっっ』

いつの間にか私の頬には涙が伝ってた

『なんで、どうしてよ……』

どうしてあなたが

泣きそうな顔をしていたの……???

雨の中、私はその場に座り込んだ。