７７ 翔side ページ27
夢か現実か、分からないけどその間を行ったり来たりしてる感じ。
楽屋で耳が聞こえなくなって、目が見えなくなってから記憶がイマイチ曖昧で。
だけど、薄っすらと目を開けた時、雅紀の泣き顔が見えたんだ。
お前にはいつでも笑ってて欲しい。
俺が泣かせちゃってるんだろうけど、笑っててよ。
笑顔が似合うんだから。
雅紀がやっと笑ってくれたのを見たら安心して…
どうやら眠っていたみたい。
どれくらい時間が経ったのか、身体の奥が熱くて熱くて目が覚めた。
潤「翔くん、起きちゃったね。何か飲む？」
智「ニノ達に何か買って来てもらおうか。」
ベッドサイドにいた2人が気付いてすぐに傍に来てくれる。
翔「からだ、おかし…」
自分で言ってから、もう既に十分身体おかしいだろって心の中で笑っちゃったけど…
智「点滴入れてるんだけどね…身体休まらないし、先生呼ぼうか。」
智くんがすぐにナースコールしてくれて、潤の手が額に当てられる。
潤「うーん。下がりが悪いなぁ。大丈夫だからね。」
翔「ん…」
潤の手も温かいはずなんだけど、今の俺にはヒンヤリして気持ちいい。
思わず目を閉じてしまう。
和「ただいまー。あれ？起きちゃった？」
雅「翔ちゃん、ポカリ飲む？」
智「さすが。言わなくても伝わるもんだねー。」
潤「今先生呼んだから、その後にしよっか。」
袋を手に提げてニノ達が病室に入って来て、それに続くように先生も来た。
先生「熱上がって来ちゃいましたか。注射か座薬か、どちらか使って熱下げてあげた方がいいですね。」
智「翔くん、注射か座薬か、どっちがいい？」
翔「…」
回らない頭でも、どっちも嫌だって考えには行き着く。
黙り込んだ俺を見て、ニノが何やら先生と話し始めた。
潤「大丈夫だよ。心配要らないからね。」
潤がずっと傍で手を握ってくれて、いくらか気持ちが和らいだ。
カッコいいのに優しい潤の顔をボーっと眺めていたら、いつの間にか話がまとまっていたらしくて先生が病室を出て行く。
すぐにまた戻ってきて、ニノと何やら会話して…
どこか遠くで声が聞こえるだけで、俺には理解できなかった。
でも、握ってくれてる潤の手にギュッと力が入ったのは分かる。
潤「大丈夫大丈夫。」
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翔菜(プロフ) - 風月さん» わー、わたしがくしゃみ好きってことも覚えててくれたのね！(笑)気にしなくていいよー、風月ちゃんが書きたいように書いて！増やしてくれる分には有り難く頂戴するけども！← こちらこそ、これからもよろしくね♪ (2015年1月4日 23時) (
レス) id: 05589e29cd (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 完結おめでとうございます！そしてありがとうございます！次回作もシェアハウスも楽しみにしています♪ (2015年1月4日 13時) (レス) id: 79190dc289 (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - 翔菜さん» コメントありがとう！ くしゃみのシーン少なくてごめんね！入れなきゃ！と思って最後の最後にくしゃみ翔ちゃん入れてみました。笑 時間のある時読み返して、組み込めそうな所があったらもう少しくしゃみ追加する！笑 次回作も一応決めてある！これからもよろしくね！！ (2015年1月4日 11時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - ことりさん» コメントありがとうございます！完結出来たのは叱咤激励して下さった読者のおかげです… どうしようもない作者ですが、これからもよろしくお願いします！ (2015年1月4日 11時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - 果音さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(^^) そう言って頂けると本当に励みになります… 次回作、短編集含め、頑張って行きますのでこれからもよろしくお願いします！ (2015年1月4日 11時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風月
| 作成日時：2014年12月11日 12時
