幼馴染みの特権【牛島若利】6

白鳥沢生徒の観察 ページ3

内山Aの昼食はとても賑やかである



というのもほとんどがあの幼馴染みである牛島若利が原因だろう

あと、よくわかんないバレー部の妖怪



内山Aはいつも大体学食である
白鳥沢学園の学食は昼は朝と夜と違い自由に家からお弁当を持ってきたりいつも通りに学食を食べることが出来る
朝と夜は無料で学食を食べることが出来るのだ



ここまでくると花より男子を思い出すくらいのセレブ校な気がする、いやあれはセレブな人が集まっているだけの高校なのだが






「おいA、これは何だ」





「きんぴらごぼう」






「きんぴらごぼう?何だそれは」






「今の時代ディジタル化ですよ、スマホで調べろ」






「俺はAに聞いているんだ」







「俺はお前のグーグルじゃねえんだよ!!」







ガーガーと叫ぶ内山

まあ、そういう反応になるよね、うん









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内山Aの恋愛事情は軽すぎであり単純である






彼の恋愛はかなり報われないものである

世の中のドルオタに近いものを感じるくらい少し理想が高かった







「石原さとみかわいーわ、結婚する」







「山Ｐとの結婚のニュースやってたけど」








「死ね」









瀬見の腹に思い切りのストレートをキメる
うっわ、いたそ




そう、彼は重度の石原さとみファン且つ女優ファンなのだ




生憎この学園には石原さとみ似の学生はいない、女生徒の一部は彼のことを狙っている輩が多い
女とは怖いものだ、物でよく内山を釣っている
最近は太ってきただかで女子からの差し入れは全て断っている









「これ以上太ると若利にペースランニングでボロボロにされる」






かららしい









太るといえば去年の冬の頃バレンタインではバレー部の中で3番目に多くもらう部員だ


１番はもちろんエース様の牛島若利、2番は2年の白布賢二郎、こいつよくわかんね




その中には男子からのチョコレートも多々あるらしいが本人は完全に女子からの贈り物だと勘違いしてモグモグと教室の中でふんぞり返ってチョコレートを貪っている








「本命とかどうでもいい、俺はチョコレートが欲しいんだ」






「いや、気持ちも受け取ってあげて」






「無理」








「バッサリ切るね〜」









だが、カワイイ子は別で気持ちを込めて食べているところを俺は見た、いや絶対見た






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