幼馴染みの特権【牛島若利】6

揉 ページ14

この話を聞いたら若利はどう思うのだろうか


今からもう傍でバレーをしてあげることはできない

なにがあっても敵なのだ

まあ、若利が世界に来てくれたら一つの可能性として同じチームも



て、






「だめだ、結局若利のことばかりだ」





俺の意見って結局どうなるんだ？何をどうしたのか、見当もつかない




．






．







.








．








その後、若利が俺のクラスで俺を待ち伏せしていたらしくいつもとは違う表情で俺を見つめていた




「何か、あっただろう」






．







さすが幼馴染み、なんでもばれてら






．








．








．








俺は正直に話した



世界での活躍を期待されていること

若利とは敵になってしまう可能性があること



もう一緒にバレーができる日がなくなってしまうかもしれないこと




．







．







若利は黙っていた、いや言葉を選んでいるのだろう


口を開けたまま硬直していた




「い、いやでもさ！俺がOKしなければこの話は無しになるし
そうすれば若利とも、みんなとこれからも一緒にバレーができんだよ
俺としてもこの話ぶっ飛びすぎて困ってんだよやべーだろ世界って」






「A」





若利が俺の名前を呼ぶ声で俺の中で静寂が訪れる




のどが渇いている気がする、いやだ何も言わないでくれ





．





「Aはどうしたいんだ？」








「Aの意見が聞きたい
俺のことを気にしないで、自分のことだけを考えて教えてくれ」







．







．







．







．








．








「…この先もバレーを続けたい」








．

揉→←揉

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す