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ある日突然学校に生真面目そうな、でもどこか紳士を感じる大人が来た

スーツを着こなしていて髪色が明るくでも何もチャラけた見た目ではない、そんなイメージ

大人というより俺とは歳は10歳も変わらないだろう、中身の年齢は同じだろう




「そう、内山A君にはぜひ世界でのチームで活躍していただきたい」





いやいや






「何言ってんすか、もう俺大学決定しているし海外での活動なんて、
しかも俺実力はあるかもしれないけど世界に通じる力なんてまだありません
海外で育て上げればいいものかもしれませんけどそういう問題ではないでしょう」






「どういう問題ですか?」





一呼吸も置かないで相手は話し続ける




「君にとっては最大のチャンス
大学もこちらで用意しましょう、ちゃんと名門です
チームも今こそは世界にはまだ名が広がっていない小さなものかもしれません
でも君のような異例選手がいればチームも大きくなりまた内山A君は大きなチームに入れる」





淡々と表情を変えずに話を続ける


完全に立場は俺のが優位のはずなのに余裕の表情
それが俺にはたまらなく悔しくてしょうがなかった





.




「きみの白鳥沢での活動は素晴らしいものだった
諦めず決して下を向かない精神力、運がよくなかったであろう体格だが誰もが欲しがった能力
僕は君を大きくさせたい、君の存在を世界に知らしめたいのです」







言いたいことは分かった
大いに理解はできた、正直うれしかったし期待もしている
でもどうしても自信がなかった


いつもなら自信に満ち溢れている俺でも不安だった

いつものポジティブはどこにいったんだか




「…こんな突然なことありますか
ポケモンのマサラタウン10歳になったら追い出されるシステムよりひどいですよ」




「それでも彼らは行きましたよ」





「まあそうですけど!!!」





.








.








.








.







「若利くんそんなに不安?」






「そんなことない」






「でもさっきから体がうずうずしてしょうがないじゃん」






「ちがう、Aが職員室に呼び出されてから帰ってくるのが遅くて心配なだけだ」







「それ不安になってんのよ」







不安と心配と嫌な予感、ね

揉→←揉



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狼派(プロフ) - うぅ〜続き楽しみにしています!更新よろしくお願いします! (8月15日 19時) (レス) @page16 id: 7687561dfd (このIDを非表示/違反報告)
リエ(プロフ) - うわ…うわ…めっちゃよかった…‥一日で読み切ってしまった…すごくいい話でした…!!! (2022年10月25日 23時) (レス) @page16 id: 6383860d99 (このIDを非表示/違反報告)
あんたは神 - 本当、本当に素晴らしい話しでしたァァァァ、面白くて1日かけて全読みしちゃいました……wめちゃくちゃ面白かったです!ありがとうございました!! (2022年9月2日 0時) (レス) @page16 id: 2786449a5a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 続きが気になりすぎる…!更新またしませんか?? (2022年4月19日 20時) (レス) id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
玄疾尓(プロフ) - 大好きな作品が更新されているのがとてとうれしいです!2人がどうなるのか、気になって気になって…これからも応援しています! (2022年2月28日 23時) (レス) id: b3080a25b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:騎虎(きこ) | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/mkf0gl  
作成日時:2017年6月28日 6時

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