幼馴染みの特権【牛島若利】6

揉 ページ11

そろそろ卒業式も間近に控えていたときふと思い出したことがある




「ああ、俺の享年18歳事故起こした日が近くなってきたなあ」





「？何言っている、まだ生きているぞ」





「いやいやそうなんだけどさ」




そう俺が死んだあの日が近づいていたのだ


忘れがちではあるが俺は転生してきた身である
ぶっちゃけもう人生をやり直す気にはさらさらない
というかあの事故も意図的に起こしたようなものではないしまた赤子になるのは嫌だ


こんなぴちぴち高校生だが中身は三十路のおっさんだし

疲れるんだよまた同じようなテストとかやるの、また覚えなおしなんだよ

一回のテストのために覚えているような知識をもう一度覚えろっていうのはかなりの鬼畜極めてるよ




「若利は死んじゃってまた人生をやり直すならどんな人生にしたい？」





「？同じように生きると思う
Aとまたバレーをやっている」






「ああ若利ってそういうやつだったわ」





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こんな他愛のない話がずっとできればいいと思っていた


でもやっぱり神はいるわ、いろいろなことを経験しても突然の”何か”は降り注ぐ


それはいろいろな形で表れてくるものだと思う




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「せっ世界・・・・・・・・！？」

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