目黒さんの家政婦です (ページ14)

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『平日はすいてますね』

目「そうだな」

　大きめのショッピングモールに来ました

　ただいまプラプラと巡回中です

目「何かいるものある？」

　『特にこれってものないですけど

　いろんなお店まわりたいです！』

　必要なものは一式そろってあったし

　生理用品はまた一人で買いに行こう

目「服とか大丈夫なの
　
　あのキャリーケースだけでしょ」

　『あー確かにそうかもしれないです

　靴もこのスニーカー1足だけなので』

目「じゃあそういう系見よ」

　『目黒さんも行きたいお店あったら言ってくださいね！』

目「おう」

　私の右を歩く目黒さんを改めて見ると

　かっこいいよなぁ

　背高いし、モデルさんみたい

　私、目黒さんの肩よりちょい上までしかないよ？

　それにすっごいおしゃれだし

　私不釣り合いじゃない？

　いや、付き合ってるわけじゃないけど

　周りからどう思われるんだろう

　カップル？なわけないか

　あきらか兄妹だよね

　カップルって思われたいわけでもないけど

　モンモンと考えていると

　上から声が降ってきた

目「こことかいいんじゃない？」

　目黒さんの目線の先のお店をみる

　『かわいい！』

　綺麗系の服のお店

　『見てきてもいいですか？！』

目「どうぞごゆっくり(笑)」

　目黒さんが行ってこいって

　手をヒラヒラさせてるのを見てから

　店に足を入れた

　『えへ、可愛い～』

　洋服の買い物なんて何か月ぶりだろう

　洋服買うお金があるなら

　借金の返済に回さないとって考えだったから

　収入増えるし、一着くらいいいよね？