夜空の帰り道 ページ15
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あれほど、レジ前で「いいですか、めめ？私たちは偶然出会っただけで、それ以上でもそれ以下でもないですからね？なので私たちの関係性を聞かれても上手いこと誤魔化してください」と何度も念押ししたのに、目黒蓮は、馬鹿げた冗談発言をした。
専門学校に入学してから、お父さんに「Aには、許婚がいる」と言われて、
そんなの聞いてない！許婚なんて嫌だ！私は恋愛結婚したい！と反発すると
お母さんが、「わかったから、もう少し落ち着いて？お相手は、目黒蓮さんよ？
Aに、ピッタリな旦那さんだと思うわ。ふふふっ」と笑った。
でも、写真は見せてくれなかった…
目黒蓮さんと言われても、同姓同名の人がいるはずで、許婚が、今、隣にいる目黒蓮の可能性は0%といっても過言ではない。
だって、キラキラアイドル目黒蓮が私の婚約者なんて、ありえないんだから〜！！
「はいはい、そんな怒らないで」
そう言って、手を握ってきた。
ええええええーっ！
め、め、めぐろれんが、めぐろれんに、めぐろれんと…！？
もうなんて言えばいいかわからなーい！
状況が読み込めずあたふたする私と裏腹に、隣のアイドルは「ねっ？みて？晴れてて星きれいだね〜」
と満面の笑みで夜空を見上げながら歩く。
『ほんとだ、きれい〜！』
空を見上げると、雲一つない夜空に明るい星がきらきらと輝いていた。
夜空なんて、普段見上げることがないし、増しては、目黒蓮と手を繋ぎながら、星を見るなんて、私はなんて贅沢ものなんだろ！！
「Aちゃんは、星とか好き？」
『ん〜、たまーに気分転換とかにチョコ連れて夜道歩いたりするけど、こうやって星を見上げながら歩くのは初めてかなー』
「えっ！？夜道歩いてるの！？」
『うん、そうですけど…？』
目黒蓮、なぜそんなに驚くんだ！？
「待って待って！女の子の夜の1人歩きなんて、危険すぎるからやめた方がいいよ」
『なんでですか？』
「物騒な世の中で、こんな可愛い子が1人歩きしてたら拐われるかもしれない。だし、Aちゃんの身になんかあったら俺が悲しい」
だから夜道の1人歩きはやめな？と私と目線を合わせるために少ししゃがんで、真剣な眼差しでそう言われた。
素直に『わかりました』と返事をすると
「うん、いい子(笑)」
と立ち止まって私の頭をそっと撫でて微笑んだ。
こんなにも私を大切にしてくれる人、初めて出会ったかも…
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桜桃(プロフ) - 雪姫さん» 雪姫さん、とても嬉しいお言葉ありがとうございます。かっこいい…と言っていただけて嬉しいです🎶 (2023年3月8日 14時) (
レス) @page8 id: 6b6429c2bb (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - めめええぇ〜と叫んでしまいそうなくらい、最高です。かっこいいわ…続き待ってます。 (2023年3月6日 1時) (レス) @page7 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - モフさん» ありがとうございます😊 (2023年3月4日 14時) (レス) @page3 id: 6b6429c2bb (このIDを非表示/違反報告)
モフ - めめ、最高！ (2023年3月4日 12時) (レス) @page2 id: cad6fed786 (このIDを非表示/違反報告)
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