自粛生活の出来事

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＊＊＊



「繋いだよ！みつ〜」


TVに映る俺に向かって手を振るA


俺の部屋の背景と俺自身の格好にAが笑いを堪えてる


「なんだよ笑」





•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♬



流れ出す俺のソロ曲


マイクの代わりにゴルフクラブ使ってみたり
電光の演出はまさかのクリスマス用の電球(笑)


すげぇシュールなんだけど
家にあるものでってなったらこれしかなくて


でも少しでもAを喜ばせたくて
笑って欲しくて
こんなこともAのためならできちゃうんだ



あるフレーズのところで画面に向かって手を伸ばす
Aもそれに応えてくれて画面に手を伸ばしてくれた



無機質な画面
本来なら冷たいはずなのに



Aと触れているその一部分は
ほんのりと温かい



そして歌うんだ
『指先が君に触れるたび..........』
『いつもと変わらぬこの部屋も特別になるんだ』



めいいっぱいの想いを込めて
『ただ君といたいよ...』と。



そう歌った時にはAは涙を流してた



でもその涙は悲しみの涙じゃないのは分かってる



「みつ........あり....がとう」
涙を流しながら微笑み、そう伝えてきたA



「なんだよ〜俺のソロコン見られるなんて特別なんだかんな」
正直俺も泣きそうになってたけど



「私はみつのソロコンの1人目のお客さんだね」
笑顔で言ってくれたAに愛しさが益す



いつ今年のライブが開催できるかはまだ分からない
沢山のファンが待ってるのは分かってる


でも......
まずは俺の大切で特別な1人のファンを最高の良席に招待すること








今年のライブはここから始まるんだ___

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