自粛生活の出来事

＊ ページ13

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＊＊気づいたら19時過ぎてて


うわぁ。丸一日なんもしてねぇ。
今日のブログどうすっかなぁ。。。

そんなことを考えていたらAが帰ってきた

「......ただいま」

ドア越しに聞こえるAの声

今日も疲れてるんだろうなってくらい暗い声をしてる

「...おかえり。今日も...お疲れ様」

こんな状況の中で一所懸命に仕事をしてくれて、すげぇよ。



「あ、あのさA「みつ.......」

俺の言葉に被さるようにAが俺のことを呼ぶ


「ん、どうした？」


これまでなら、こんなに暗い声の時はいつも沢山甘えさせてあげてた
仕事で辛いことがあったんだろうから.....


「..........今日ね、患者さんが...家族に会えないのが辛いって泣いてたの」
今にも泣き出しそうな声で話だすA


「病気になった時よりも今、会えないことのほうが辛いって.......これじゃ、治る病気も治らなくなっちゃうよね......」


今、Aの病院だけじゃない全国的に各病院では面会制限になってるらしい
会える人数は限られ、会える時間も限られている
元気な俺達ですら、会えないのが辛いのに、病気の人達にとったら、その辛さは想像を絶することなんだろう........


「その患者さんがね.....夢に旦那さんが出てきたんだって.....健康だった時に行った旅行に行ってる夢で.....目が覚めた時、夢だったことが辛かったんだって....夢で会えて嬉しいじゃなくて.....現実じゃないからこそ辛いって....」



「..........そっか......」




なんもいえねぇよ、







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