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sideK... ページ4

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(sideK...)


俺には付き合って1年くらいになる彼女がいる




彼女は一般人だからもちろんバレたら大変なわけで




普段は家で過ごすことが多くて
だいぶ我慢させちゃってるなって思ってる



それでも俺に付いてきてくれて
傍で支えてくれる彼女が好きでたまらなかった








まぁ久しぶりに外食するかって





とあるお店で食べた帰り






この店は路地裏にあって
人通りはほとんどないくらいのところにある




呑んでいい気分だし
隣には大好きな彼女がいる
だから少し歩きたいなって思ったんだ



店から出てタクシーを拾うまでのほんの少しだけ俺達は肩を並べて歩き出した



北「あの店美味かったっしょ?」


「うん!!美味しかった〜さすが美食家ですね」
ケラケラと笑う彼女の笑顔に俺も嬉しくなった




ほとんど人通りがないとはいえ

0ではないわけで


マスクと帽子を目深に被った俺の目線の先に



1人の女性が話しながら歩いてくるのが見えた


「こんな時間に暗いところを女性1人は危ないね」


彼女の言葉に俺も頷く
北「そうだなー、あ!〇〇は夜1人で歩くなよ」

「分かってるよ〜もぉ心配症なんだからー」


嬉しそうに笑う彼女に微笑みながら



その女性とすれ違った




話してるところから見ると、、
・・・(電話でもしながら歩いてんのかな・・?)



その時は本当にそれだけ
それしか思わなかった



彼女と歩いてタクシーを拾って
彼女と分かれて家に着く



家に着けば玄関で抱きついてくる彼女


「・・はぁ〜落ち着くー・・」


彼女の甘い香りを鼻腔に感じて
熱が上がるのを感じた


北「こら、外から帰ったらすることあるだろ」


彼女を抱きとめながらもそう答えた


俺の言葉に、肩に埋めてた顔をあげる彼女


酒を呑んでいないはずなのに
頬はほんのり紅くて
目は俺を誘ってる気がする



「・・・はーい、手洗い、うがいでしょ?」


そうだよ、分かってんじゃん。



でも、、その答えは不正解だな



北「分かってんじゃん」


むーって唇咎させながら
俺から離れようとする彼女



(・・・可愛いんだよ、ばか)





抱き寄せてその咎った唇に口づけた




******





俺は気づいていなかったんだ



さっきすれ違った彼女が1人じゃないってことに






ただ、ただ、、本当に

気づかなったんだ






だって





君の姿も






声も





俺には聞こえていなかったんだから

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設定タグ:北山宏光 , Kis-My-Ft2 , ジャニーズ   
作品ジャンル:タレント
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作者名:Tom | 作成日時:2020年4月11日 23時

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