真っ白な世界。

休日 ページ9

ヒョンジン視点



今日はスケジュールが何も入っていないお休みの日


こんな日はどこかに出かけて写真を撮るか、


ショッピングに行くか、


エルと絵を描くか、の三択に限る


HJ｢エルヤー起きてる〜？｣


エルの部屋のドアをあける


｢起きてますよご飯ももう食べ終わりました｣


｢僕の方がジニヒョンが起きるの待ってたんですからね？はやく支度してください｣


HJ｢はいはいすみませんでしたっ！｣


どうやらエルは既に支度を終えているらしい


まったく可愛いマンネの寝顔でも見ようかと思ったのに…





支度を終えて、エルと絵を描いていると、


｢ヒョン｣


HJ｢ん？｣


｢僕スランプになったみたい｣


どうやら絵を描けなくなってしまったらしい


HJ｢ん〜じゃあヒョンのこと描いてみてよ｣


｢なんでヒョンのこと？｣


HJ｢創作意欲が湧かない時は、目の前のものを描くといいんだって｣


HJ｢俺も、なんか描けないなってときはそこら辺にあるなんでもいいもの描いたりしてる｣


HJ｢そうしてるうちにまた楽しく描けるようになるよきっと｣


エルの気持ちはよく分かる


描きたいのに何を描いたらいいのか分からない気持ち


描きたいのに描けないもどかしい気持ち


そんな時に自分はどうしたかなって思い出して、エルにアドバイスした


｢ヒョンのことか〜、上手く描ける気がしないや｣


HJ｢イケメンに描いてね｣


｢ヒョン、僕が描いたヒョンの絵、みんなに見せて自慢する気でしょ｣


HJ｢………なんのことかなあ？｣


｢ヒョンそういう所だよ｣


なんて冗談を言い合いながら





今日は静かな時間じゃなくて


暖かい心地よい時間になりそうだ

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