【 ツキウタ。】24時間シュンデレラ

夏の思い出 ページ2

『涙〜、夏何か楽しいことした？』


涙「ない」


『わたしもないなあ』


涙「隼とはどこか行ったりしなかったの？」


『お仕事忙しかったからね』




プロセラ共有ルームでお留守番をしていた涙。それから涙と遊んでいたヤマト。それに隼のお姫様の白田もいてわたしたちはゴロゴロしながら、夜が作ってくれたクッキーを食べていた。




涙「どこか行ったりしたかった？」


『ん〜、プールとか海とか行きたかったかな』


涙「そっか」


『でも隼…海とか似合わないね』


涙「確かに」


『そもそも隼は動くのも嫌いだからデートって言ったことないかも』


涙「そうなんだ。意外」




お互いアイドルと言うこともあってなかなか外で遊ぶ機会はない。プラスしてわたしの彼は完全インドアだ。彼が進んでわたしを外に連れ出したことはない。




涙「あ、そろそろ隼帰ってくる」


『あ、本当に？よし、始の部屋にいこう』


涙「ねえ、A」


『ん？』


涙「Aも隼のこと大好きだよね」


『あ〜、嫌いではない』


涙「ふーん。わかった」


『うん、じゃあまた！』




わたしがそう言って始の部屋に言って始とお話しをしていると…盛大に始の部屋のドアがあいて…




隼「やあ、お姫様！僕とデートにいこう！」


『はい？』


隼「聞いたよ、涙から！僕とデートに行きたくて行きたくてたまらないって！それに僕のこと大好きだって」


『はあ！？何か語弊が…』


始「よかったな」


『ええええ、待って！始、助けて！！！』


隼「どこがいいかな？やっぱり初めてのデートは定番の…」









涙「Aは隼のこと好きだって僕の前で言ってた」


隼「おや、それは嬉しいね」


涙「うん、嫌いじゃないってことは好きってことだもんね」




プロセラはみんなポジティブで困っちゃうな。

君の誕生日→←ある日の朝のこと

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す