【 ツキウタ。】24時間シュンデレラ

君の誕生日 ページ3

そろそろ君の誕生日がやってくる。毎年何をあげるか…僕はすごく悩むんだ。




『なに』


隼「んー、今日も可愛いなと思って」


『……』


夜「なんだか、すごい雰囲気になるよね」


陽「どうして付き合ってるかが不思議なくらいにな」




お金を出していくらでも素敵なものは買ってあげられる。けど、愛はお金じゃないと思うんだ。だから毎年毎年悩んで…当日になってしまう。




夜「あれ、今日…隼さん」


隼「そう今日は僕のお姫様のお誕生日なんだ」


陽「プレゼント決まったのか？」


隼「あれこれ考えてはみたんだけどね…」


夜「まさかとは思いますが…」


陽「毎年恒例の…当日まで決まらなかったやつか」


隼「さすが陽だね。僕のことよくわかってるじゃないか」


陽「どうするんだ？お前これから仕事だろ？もう買う時間ないんじゃ…」




そこで僕は考えた。とびきりのサプライズを…




隼「いいかい？2人とも。今年、僕は考えたんだ」


陽「聞きたくない。お前が考えることなんて毎年とんでもないことだろ！？」


夜「俺もいい予感がしないんですけど」


隼「そんなに期待しなくても…「してない。早く言え」




僕の声は陽にかき消された。今日は完全オフだという2人に僕はある頼みごとをした。




夜「そんなことしていいんですか？」


陽「まあ、しょうがない。今回は付き合ってやる！今回だけだからな！」


夜「俺はAさんのバースデーパーティー用のもの作るから…陽任せた」


陽「わーったよ！今回だけだからな！！」


隼「わーい、ありがとう。頼んだよ、2人とも」




僕は2人にある頼みごとをして寮を出た。

忘れられない誕生日→←夏の思い出

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す