サボりとメロンソーダ【zm】 (ページ39)

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38本目ページ39

｢...つ、ついた、......つかれた...｣

教室に着いて自分の席に着いた途端に誰もいないことを良い事にぐでーっと机の上で伸びる。
ひんやりとした机が心地良い。
私の命の次に大切とも言えるメロンソーダとスマホを取り出す。
メロンソーダの爽やかな炭酸が私を朝から癒してくれる。ほんと大好きだよ君、結婚しようね。
スマホの電源をつけて通販サイトでいい感じの日傘がないかを探す。高校生のバイトの給料なんてたかが知れてるし、安くて評価良さそうなのでいいや。とりあえず焼けなきゃいいし。

スマホくんとにらめっこをしていると教室のドアが開いた音がした。ロボロくんかな？と思いドアの方向を見るとつい先日一緒にご飯を食べたゾムさんがいた。

｢あ、おはようございます、｣

｢………………っす、…｣

小さく頭を下げてから私の隣の席に座る。
そこは確か…あれ、名前思い出せない、誰だっけ。
なんだかさんっていう1回も学校来てない人の席なんじゃ…まぁ、授業時間になったら多分自分の教室戻るでしょ。
気にせず私はスマホをつつくことにした。
少しするとロボロくんが教室に入ってきた。

｢Aちゃん！メロンソーダ買ってきたけど…ってゾムやん、今日は授業出る気になったん？｣

｢や、やかましいねん………たまたまや、たまたま｣