もう恋なんてしないと決めたのに。

thirty ページ31

Aside









嘘…









だって、私のお母さんは…








もうとっくに死んでるのに。









母「あれ？もしかして私が死んでたって思ってた？」









『はい…』









母「マジでw勝手に死なせんなよw」









…なんなの、この人。








こんな人が、お母さんなの？









母「ま、いーや。多分アルバム見たら思い出すと思うから、



置いてくね、アルバム。」









そう言って、お母さんは帰っていった。









机の上に置かれたアルバム。









私は、早速開いてみた…









中には、









幸せそうな家族の写真、









笑っている小さい子など、








いろんな写真があった。









もしかして、この小さい子、私？









全然分かんなかった…。









でも、この写真2歳頃までしか無いや。









しかも、気になることが一つ。









・









・









私の隣に、男の子が毎回居る。









その男の子は、どこかで見たことあるような



顔だった。









『うっ…あぁっ…！！』









突然、酷い頭痛が私を襲った。









『いった…うっ、あっ…あぁぁぁ！！』







私の中で、何かが繋がった。









『思い出した…私…






・








・








・









・






お母さんに捨てられたんだった。』









それを思い出したと共に、




隣の男の子の存在も思い出した。









『そうだ…私には、









お兄ちゃんが居たんだった…








確か、名前が…







・








・








・









・









・









・









・









廉。』









・

thirty-one→←twenty-nine

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す