もう恋なんてしないと決めたのに。

seventeen ページ18

Aside







永瀬くんが転校してきてから、二週間が経った。








あっという間に、永瀬くんは人気者に。








男子からも女子からも好かれてる。









私なんかは、手の届かない存在。









・









だったはずなのに…。









私と永瀬くんは、毎日メールをしてる。








永瀬くんがしてくるんだけどね。








その内容も、どうでもいい内容なんだよね。









「勉強分からん！助けて〜(T ^ T)」







とか、








「山崎先生って、あれカツラだよな。笑」






という、しょーもない内容。









でも、メールがくる度に喜んでる私が居る。









ついつい、にやけちゃったりして。









最近の私、なんかおかしいよ…









まるで、紫耀と付き合ってた頃みたい。









性格が丸くなってきて、




笑顔が増えてきて、




なんだか、毎日が楽しい。






こんな私、やっぱりおかしいよ…









廉「Aちゃん？どーしたん？」









はっ、いかん…ここ、学校だった。









『なっ、なんもないよ！うん…』




私って、嘘つくのヘタだなぁ。









廉「ふ〜ん…でもなんかあったら「廉！！」








…また、来た。









廉「…楓…」








楓「ちょっと、来て。」








永瀬くんが、楓ちゃんに連れて行かれる。









楓ちゃんは、笑顔。







永瀬くんは、嫌な顔。





ここのカップルって、なんなんだろう。









永瀬くんが連れて行かれて、








教室は一気に静かになる。









『はぁ…暑苦し。』








この空気が嫌になり、教室を抜け出す。









行く場所？







そんなん、決まってるでしょ。









・









・









・









・









永瀬くんと、楓ちゃんが行った場所よ。

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