41*side R ページ41
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仕事終わったから今から行くねってAからラインが来てから一時間くらい経った。会社からここてつやの家まで車で15分くらいだし、何かあったのかな。単に仕事で遅いだけならいいけど、心配になって、大丈夫？なんかあった？ってラインをしてみた。
「りょうくん、心配が顔に出すぎてるよ」
「だって心配じゃん」
「返事きた？」
「来ない。既読は付いたけど」
「電話かけてみれば」
虫さんに言われて、とりあえず電話をかけてみたけど出ない。本当心配なんだけど。これはもうだめだ迎えに行こう。虫さんにちょっと行ってくるねって言って玄関に向かうと、ばたりとドアが開いた。
「遅いから心配してたとこ。大丈夫？」
ドアの向こうにいたのはAで、なんだよかった帰ってきたって安心した。と思ったらなんか様子がおかしい。
りょうくんって泣きそうな声で言ったAが、正面から抱きついてきた。今まで俺から抱きしめることはあったけど、Aから来るのは初めてで、どうしたの？って聞いても返事はない。
これはまたなにかあったんだなって思って、しがみつくみたいに抱きついてるAの頭をそっと撫でた。
「りょうくん、Aちゃん来た？」
「来たには、来たんだけど」
「Aちゃん、りょうくんのくっつき虫してるの？」
虫さんが声をかけても答えないA。
何かあったのは確実で、それは多分こないだの男のことだと思う。こんな状態になるくらいショックなこと？何かされたとか？
「A」
「りょうくん、わたし」
「あいつに何かされた？」
キスされた。小さな声でそう言って、そこからAは、泣き出して話なんかできる状態じゃなくて。どうした？っててつやととしみつも来て、みんなで心配することしか出来なかった。
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花(プロフ) - ななさん» 温かいお言葉ありがとうございます！拙い文章ではありますが、続けて書いていけるように頑張りたいと思います！ (2019年4月23日 23時) (
レス) id: 20c6cc5c87 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 初めまして！素敵な読み物ありがとうございます(*'▽'*)これからも作者さんのペースで投稿待ってます…！ (2019年4月22日 19時) (レス) id: 52db76b921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花 | 作成日時：2019年4月13日 20時
