この世界の人達は強引すぎる6【名探偵コナン】

FILE284：もう一つのRX-7 ページ42

「俺は彼氏じゃなかったのか…？」


『その時はまだ付き合ってなかったので』


「…そういえばそうだったな」


「あの、降谷さん…」


「ああすまない、話してくれ」


「え、あ、あの…」



風見さんがこちらをチラリと見たので恐らく公安関係なんだろう。



『あ、すみません。もう帰るので大丈夫ですよ』


「ああ、いえ、すみません」


『いえ、私一般人ですし。じゃあ赤井さん、明日またこのくらいの時間に来ますね』


「え、あ、ああ…」


『コナンくんに聞きたい事あるんだけど…』


「ん？なに？」


『コナンくんってまたみんなの所に戻るの？』


「そうだな…退院するまでに灰原の作る解毒薬が完成しなかったらまたみんなと会うと思うけど」


『じゃあ退院する前に完成したら？」


「戻る事はないと思う」


『そっか…うん、それだけ。じゃあ今度こそ帰るね』


「うん…」


「風見、Aさんを送ってやってくれ」


「あ、はい」


『あ、一人で大丈夫です！安室さんに何か報告する事あるみたいですし！』


「そうですか…？」


『はい、なので大丈夫です』


「…分かった」


『それじゃあ安室さんもまた明日』


「ああ。気を付けて」


『ありがとうございます』


『赤井さんまた明日ね』


「ああ、気を付けてな」


『ふふ、はーい！』



私は赤井さんに手を振って病室を離れた。


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『思ったより元気そうで良かった』



入院したって言ってたから包帯グルグル巻きかと思ってたけど、そんなに包帯巻いてなかったし、あまり負傷しなかったのかな。
怪我しないに越した事はないんだけどね。



『帰りは景色見がてら歩いて帰ろうかな』



少し時間は掛かるだろうけど気分転換になるし。
そうして暫く歩いていると、私の横を白の車が通った。



『あれ？あれってRX-7かな』



安室さん以外に白のRX-7乗ってる人いたんだ。
そう考えていたら通り過ぎた車がバッグして私の横に着いた。そして車の助手席側の窓が開くと声をかけて来た。



「やっぱり、Aじゃねぇか。どうしたんだこんな所で」


『ま、松田さん！？』


「俺もいるぜ〜」




『萩原さんも！二人ともなんでこんな所に…』

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