この世界の人達は強引すぎる4【名探偵コナン】

FILE155：口説かれてる ページ11

「んふふ…ではごゆっくりー！」



園子がそう言い残して沖矢さんの車へと乗り込んで行くのが見える。
なんなんだ…一体。



「それじゃあ行きましょうか！」


『え！？あ、はい』



安室さんはそう言うと車を発進させた。
後ろを振り向くと、少ししてから沖矢さんの車が後ろから付いてくる。


沖矢さんの運転姿と園子が助手席、蘭ちゃんとコナンくんが後部座席に乗っているのが見えた。

じーっと見ていると園子に親指をぐっ！と立てられた。
え？と思って見ていると安室さんに声を掛けられた。



「やっぱり僕じゃ不満だったみたいですね」


『え！あ、別にそういう訳では…すみません』


「いえ、僕の方こそ無理に乗せてしまってすみません」



しょぼんと明らかにテンションが落ちた安室さん。



『ただ…安室さんと二人きりなので何かと気恥ずかしくて…すみません』



まあ確かに沖矢さんの方に乗りたかったけど。なんか安室さんがさっきからしょぼんしょぼんしててなんか居た堪れない…。



「あ…そうだったんですか。と言うことは少しは意識して貰えてるって事なんですね？」


『え？は、はい？…まあ』


安室さんイケメンだからな。赤井さんが居なかったら多分こっちが推しになってたわ。
まあ第二の推しではあるんだけど、赤井さんにはリアコだからなぁ。

ん？てか待て、今の安室さんの言い方なんか含みがあるくない？私に気でもあるの？えー、嘘だー！ハニトラの方がまだありそう。


『自意識過剰かも知れないですけど、安室さん私の事口説いてます？』


「はは、バレました？」


『私口説いても何もないですよー？』


「何のことでしょう？僕はそのままのAさんが好きですよ？」



『っ！ふふ、ありがとうございます』

FILE156：阻止→←FILE154：車

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す