FILE123：沖矢side ページ28
沖矢side
しばらくすると脱衣所の方から「あれ？」や「え、どうしよ…」と声が聞こえて来た。
ようやく気付いたのか。
さて、彼女はどういった行動を取るのか…
遠くの方から見ていると、彼女が脱衣所から出てきた。
「…ホォ？」
なるほど、彼女は服がどこかに落ちてないか聞くタイプだと思っていたが、自分で探しに行くタイプか。
「あんなに左右を確認して…見つからないようにしているんだな。もう見られてるとも知らずに」
まあもう良いだろう。彼女の性格が分かったし、少し彼女を驚かせよう。
・
・
・
・
・
さて、ここのモニタールームで彼女の行動は丸分かりだ。
この角を曲がったら彼女の部屋はすぐ目の前。
角を曲がる前に左右の確認と後ろを見ていたから沖矢昴が後ろから来るとでも思っているんだろう。
俺はそんな彼女の虚を突こうじゃないか。
俺は彼女がドアを通り過ぎた時にドアを開けた。
「おや？Aさん？」
『お、沖矢…さん』
ここは初めて見るような顔をしないとな。いくら彼女でも勘付かれてしまう。
「…こんな所で何を？」
『え、あ、パジャマのズボン…どこかで落としたみたいで…』
「パジャマですか…？そういえばこんなものがキッチンに落ちていましたが…」
本当は俺が抜き取ったんだがな。
『あ！それですそれ！探してたやつです！』
「実は少し前に気が付いて届けに行ったんですけど、もう居なかったので…。きっと入れ違いだったんですかね」
『え、あ、そうだったんですか？』
「どうぞ」
『ありがとうございま＿＿＿
ズボンを受け取ろうと伸ばしてきた腕を掴み、彼女を覆う様に壁に押し付けた。
『うわっ！？え、お、沖矢さん？』
ああ、驚いてる。
「Aさんがまさかバスタオルを巻いてるとはいえ、下を履かずに出てきていたとは知りませんでしたよ」
FILE124：沖矢side�□�←FILE122：その行方は
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 611人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かるぴん(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて読む手が止まりません。あと最初沖矢さんのセリフを「あとは盛る(さかる)だけですので」と読み間違えてしまいびっくりしました…笑 (5月24日 6時) (
レス) @page27 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - シオンさん» そうですねぇ…アニメの方だと爆弾を解体してる最中に松田さんから電話がかかって来て電話を取ってから約1分？くらいで爆発してるのでその前の話ですね。避難した後の松田さんとの会話は想像なので多めに見てください(･_･; (2021年11月24日 22時) (レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あ、避難した後ならないかな。けど、松田さんとのやりとりがあるかな？楽しみにまってます。 (2021年11月24日 19時) (レス) @page48 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - なみ太郎さん» 松田さんにいう台詞ですよ。 (2021年11月24日 19時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - シオンさん» どこのセリフですか？？ (2021年11月23日 20時) (レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なみ太郎 x他2人 | 作成日時：2021年10月18日 2時
