92話 ページ47
アルミンside
「.....」
そう言われてみると何とも言えない。
確かにAは一人になろうとする傾向があったし、あの不思議な雰囲気は人ならざる者ゆえの物だったのかもしれない。
上の言い分も分からなくない。
その密告でAの正体が他の何かならともかく、吸血鬼というのなら確証があろうがなかろうが全力で捕まえるべきだ。
確かにそうかもしれない。
吸血鬼は伝説上の生き物でその生態は分からないことが多い。
ある意味項という弱点が知れている巨人よりも得体が知れていない分危険だからだ。
彼女が吸血鬼じゃなかったとしても彼女の疑いが晴れて無罪放免になるだけ。
でも...
それでも何だか釈然としない。
もう一度Aという人物を思い浮かべてみる。
いつも無表情で、つまらなそうに眉間に皺をよせている。
眼鏡の奥の瞳にはたいてい虚無に似た影があった。
(あれ？)
まさか
「眼鏡...？」
「え？」
僕の中に一つの仮定が生まれた。
今のところ真実味は無いけど...でも思い当たるところと言ったら...
「ねぇ、ミカサ。Aは眼鏡をしているよね？Aが裸眼でいるのを見たことがある？」
「....」
ミカサは少し考えると無いと答えた。
「朝、私が起こした時もすぐに眼鏡をしてた。本人は目が悪くて眼鏡がないと何も見えないと言っていた。」
「そうか...」
「何かあるの？」
「いや、まだなんとも....」
ミカサにはそう言ったけど、僕の仮定はどんどん真実味をもっていく。
もしAが吸血鬼で、伝説通りの生き物なら、人類から赤い目を隠す方法だって知っていても不思議じゃない。
それにAの目が悪いと言うのは嘘だ。
以前、Aが倒れて僕とエレン、ミカサがお見舞いに行ったとき。
テーブルの上に置いてあった眼鏡には度が入っていなかった。
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メープル(プロフ) - ただの腐女子でひまじん。。。さん» 明けましておめでとうございます！！今更ですかね。受験地獄から帰還しましたので、ご挨拶させていただきます。今年も更新ペースが遅いかもしれませんが、何卒よろしくお願いします。 (2018年2月25日 10時) (
レス) id: 7fb9c8858e (このIDを非表示/違反報告)
ただの腐女子でひまじん。。。 - 明けましておめでとうございます！ 今年も、更新頑張ってください！ (2018年1月2日 1時) (レス) id: d60004e58d (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - ありがとうございます(*´∀｀*)2017年も明日で終わり！更新ペースが更に落ちると思いますが、来年もどうぞよろしくお願いしますm(*_ _)m (2017年12月30日 18時) (レス) id: f758726699 (このIDを非表示/違反報告)
ただの腐女子でひまじん。。。 - 続きが気になります！ 頑張ってください！ (2017年12月30日 17時) (レス) id: d60004e58d (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ(プロフ) - メープルさん» はい！よろしくお願いします！(o^-')b (2017年12月29日 11時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メープル | 作成日時：2017年2月26日 15時
