声 ページ20
「そんなことが......」
吊戯は驚いたような、すっきりしたような表情だった。
ああやっぱり、失望させた―――――。
Aの手が硬く結ばれる。
しばらくの沈黙。
時計の秒針が一定のリズムを刻む。
できることならこのまま何も無かったかのように帰ってほしい。
まあ、世界はそんな単純ではないようで。
「良かった」
「......え？」
「現にオレは此処にいるし、Aちゃんを助けられたならそれで」
「っ嫌いにならないんですか？」
「嫌いになるも何も。そんなんで好きな子嫌いに―――――あ」
「ん？」
何か可笑しかったような......？と本人を見ると、
「Aちゃん......。今の聞いた？」
どうしようこれはどう答えるべき！？
心の中で盛大に叫びながら、
「あー......っと少し聞こえました......か、ね？」
しどろもどろ答える。
何故に疑問系。
「んー、ちゃんと言おうと思ってたんだけど......」
ちょっとあっち向いてて、とAを反対方向に向かせ、
「ムードの欠片も無いけど」
「あの吊戯さん――――――」
「こっち向いてちゅっ」
振り返らせた時に、唇を重ねた。
「！？......！？」
そして元に戻る。
ほんの一瞬である。
当のAは何が起こったのか解らなさ過ぎて、固まっていた。
「え、何が......」
いきなりどうしたんですか―――と吊戯を見る。
「必ず君を守るから。......付き合って下さい」
はにかんだような笑顔。
「順番が逆じゃないですか......」
泣き笑いでAが答える。
「それは私も同じですよ、吊戯さん」
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眠星 - サイズの話、胸のことだと。苺でしたかー。びっくりしました。 (2018年9月29日 12時) (
レス) id: 4641a1e46e (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - おお、マジかｗｗ！続き楽しみにしてるよん♪ (2015年3月18日 20時) (レス) id: 696211df18 (このIDを非表示/違反報告)
めいぷる(プロフ) - 蓮さん» というより、そんなこと知らず書いていた......！いい勉なりました。m(__)m (2015年3月17日 20時) (レス) id: 5b1b061c90 (このIDを非表示/違反報告)
めいぷる(プロフ) - 蓮さん» あははははははっ★★★((いや多分違う、かな？多分。（やたらに多分を強調する） (2015年3月17日 20時) (レス) id: 5b1b061c90 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 私が知ってる知識で男性が女性に服贈るのは、その人のその服を脱がせたいから。というのがあったけど…まさか吊ちゃん！！ (2015年3月17日 15時) (レス) id: 696211df18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいぷる@すいーとりー | 作成日時：2015年1月26日 20時
