おやすみ ページ2
「ただいま」
いつも通りふらっとどこかへ出掛けて帰ってくると、Aちゃんの花の咲いたような凛とした声が帰ってくる。........はずだった。
「おっと.......？」
と無意識のままソファに座ろうと移動すると。
そこにはすー、とAちゃんが静かに寝息を立てて寝ていた。
しかし。
「無防備すぎだよ、これは」
ぽつりと呟くと同時に、ドアがガチャッと開き、修ちゃんが入ってきた。
「..........何してるんですか、吊戯さん」
訝しげな表情で問う修ちゃん。オレは適当にはぐらかした。
「これを、Aさんにお願いしようと思ってきたのですが」
見ると、修ちゃんの手には書類。
『また今度にします』と出ていこうとする修ちゃんを引き留めた。
「.....それ、オレにもできる仕事？」
くるりと振り返った修ちゃんは鳩が豆鉄砲を食らったようないかにもそんな顔をしていた。
「そんなに驚かなくても良いじゃないか」
「そんなに驚かせなくても良いじゃないですか」
「給料は上がりませんよ、吊戯さん」
「修ちゃんもうそろそろオレが何でも金やらないとやんないって思ってきたでしょ！？」
「まぁ否定はしませんが。........給料は上がりませんよ」
二度言わなくても！二度言わなくても良いから！
金さえ積まれれば何でもやるけど、虐められること事態は好きじゃないからね！？
Mじゃないから！違うから！
何か自分で言ってて悲しくなってきた。そう思いながら書類を受け取る。
修ちゃんは渡しながら、ドスの効いた声で。
「ちなみにこの間のあなた方の始末書です」
.........怖ッ！ていうかそんな声出せるんだ
うわぁ、自分で自分の首絞めたなぁ。
ま、いっか。
まだソファに横になっている彼女をちらりと見てから、オレはその部屋を後にした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(先に行ってしまいましたよ、Aさん。ていうか割りと始めの方から起きていましたよね)
(わ、気付いていたんですね。あなたも、........吊戯さんも)
(いや、吊戯さんはどうかわかりませんが。全くあの方達は......)
(あ、ろきさん)
(俺の名前は露木です)
(ふふ、すみません。ろきさん、私のお給料から数十万引いて、吊戯さんの所に入れておいてくださいませんか？)
(そう来ると思って、既に増給の書類を送っておきました)
(ありがとうございます。便利で良いですよね、ろきさんの予知能力)
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眠星 - サイズの話、胸のことだと。苺でしたかー。びっくりしました。 (2018年9月29日 12時) (
レス) id: 4641a1e46e (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - おお、マジかｗｗ！続き楽しみにしてるよん♪ (2015年3月18日 20時) (レス) id: 696211df18 (このIDを非表示/違反報告)
めいぷる(プロフ) - 蓮さん» というより、そんなこと知らず書いていた......！いい勉なりました。m(__)m (2015年3月17日 20時) (レス) id: 5b1b061c90 (このIDを非表示/違反報告)
めいぷる(プロフ) - 蓮さん» あははははははっ★★★((いや多分違う、かな？多分。（やたらに多分を強調する） (2015年3月17日 20時) (レス) id: 5b1b061c90 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 私が知ってる知識で男性が女性に服贈るのは、その人のその服を脱がせたいから。というのがあったけど…まさか吊ちゃん！！ (2015年3月17日 15時) (レス) id: 696211df18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいぷる@すいーとりー | 作成日時：2015年1月26日 20時
