虹色想い #1

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「え、流星？どないしたん、体調悪い？」



１０分ほどでさっとシャワー室を出て、
水滴飛ばす程度にドライヤーして部屋に戻ったら



流星はベッドの上で三角座りして、
合わせた膝に顔を埋めて小さく丸まっとった


すぐにベッドに上がって、流星の頭を撫でながら顔を覗き込んで声をかけたら



んーん、って、膝に顔を擦り付けるみたいに首を左右に振る




どうしたんよ、

って両手で頬を包んで少し強引に顔を上げさせたら



流星の顔は真っ赤で、目が合うと照れくさそうに逸らす



「ほんまに、どないしてん、」


「のぞむ、神ちゃん、、」


「ん？神ちゃん？」


「ん、こっち･･･」



流星が俺の手首をぎゅっと握って起き上がった



どんだけ手汗かいてるん、ってくらい流星の手はびしょびしょで、
握られた手首もするする滑ってしまう

流星は何度もその手を握り直しながら、ベランダの窓前に俺を立たせた



「のぞむ、あれ、、」


って、カーテンを指でつまむみたいに端から数センチ開いた流星、



促されて外を覗いたけど、特に何にもなくて、
はてなを浮かべとったら、流星が俺の腕を自分のほうに少し引き寄せる


少し角度をつけて、左の方を覗き込んだら、、、




うーわ、まじか、



左隣のベランダに見えたのは、暗い外でも明るく映し出される銀に近い髪色



だぼっとしたＴシャツだけを着て、下半身は丸出し


おそらく部屋のカーテンは開いていて、
部屋の中の光がその身体にスポットライトを当ててる


外を向いて、綺麗なお尻を突き出す格好で両手で手すりにしがみついてる


一定のリズムでその髪が揺れて、窓を閉めていても、ここまで近づけば
必死に抑えようとしてる甘い悲鳴も漏れ聞こえてくる



「ひゃぅっ、ゃぁ、ん、！」


そんな神ちゃんに覆いかぶさって同じように揺れる黒髪
顔が見えなくたって、それが誰かなんてわかりきった話



神ちゃんの細い腰を両手でつかんで、
ほんま動物みたいにガシガシと腰を打ち付けるシゲ



呆気にとられてその様子を見てたら、

神ちゃんの身体は電流が走ったみたいに弓なりに大きく跳ねて、
直後ぐったりした神ちゃんの太ももには、きらりと白濁が伝う


それでもシゲの腰は止まることなく、
前屈みになる神ちゃんを起こしてまだ腰を振ってる


「やぁ、もっ、だめぇっ、」




「えっろいな、流星、」

って、神ちゃんに釘付けの流星の腰をそっと抱いたら
面白いくらいに、流星の肩が揺れた





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