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『っ、ん…んっ』
ジナとのキスは気持ちがいい
重ね合う部分から
直接、想いが流れ込んでくるみたいで
気づけば夢中になっていた
今になってみると
先輩がジナと別れたくないって言うのも
なんとなく分かる気がする
普段、冷たくしてても
俺の知らないとこでは
今みたいにちゃんと先輩のことを想っていたんだろう
ジナはそういうヤツだから…
JN「…ねぇ、」
俺の微妙な変化を察したのか
JN「何、考えてるの」
『…いや、別に…』
JN「A」
名前を呼ばれ
その視線や表情に無言で追い詰められる
『んー…、その、何て言うか…』
初めてジナに触れられて
僅かに芽生えた感情
こんなことを考えてしまうなんて…
JN「A」
あやすようにジナの唇が顔中に降ってくる
JN「大丈夫だから、ちゃんと言って」
優しくされると
身体の奥から濁った感情がどんどん沸いてくる
そんな自分に腹が立って仕方がなかった
ジナの肩を押して身体を起こすと
向かい合う形でベッドの上に座り直した
．
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作者名：HEKi | 作成日時：2023年5月14日 23時
