34 JN side ページ34
.
JH「夏の選抜試合
ヒョンも見に来てましたよね?」
毎年8月に行われるのが
全国大会の出場選手を決める選抜試合
それに代表としてAとホソガ、他に3名が出場した
Aは1年の時から代表として出場していて
僕は毎年見に行っていた
JH「決勝でAヒョンと当たった相手、覚えてますか?」
「隣の高校のヤツだろ?
名前は知らないけど」
去年の準決勝も同じ相手だったから
顔はなんとなく覚えてる
強豪校の代表というだけあって苦戦を強いられたけど
2年続けてAが勝った
JH「そいつに似てるらしいんです、襲ったヤツ」
「はぁ?」
負けた腹いせってこと?
強豪校が聞いて呆れる
単に実力がなかっただけの話だろ
JH「それにうちの学校でちょっとした噂があって、」
「噂?」
JH「ヒョンが付き合ってた先輩と関係があるらしいです」
嫌な予感がした
JH「ヒョン、あの時先輩と来てましたよね」
試合を見に行く時
いつもは1人だったのに
今年はあの女も一緒に行くと言い出して
勝手に付いてきたんだ
「そのことAは?」
JH「知ってますよ
何かとヒョンに突っかかってたんで」
「どういう関係なんだか」
JH「ですね
最初は無視してたんですけど、」
ホソガは困ったように笑みを浮かべた
JH「ことあるごとに突っかかってくるんで
とうとうヒョンがキレちゃって、」
「Aも短気だから」
.
168人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:HEKi | 作成日時:2023年5月14日 23時