【JM】世界中を味方につけて 5（男主）

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廊下を歩いていたら

ジミニヒョンとAさんが居た







JM「先行ってて」


『はい』







ヒョンに言われるがまま

横を通り過ぎていくAさん



目が合って

いつも通り睨まれたけど



その様子になんだか違和感を感じた







「どうかしたんですか？Aさん」







俺とヒョンを2人にするなんて


あれ以来一度もなかったのに



それにヒョンも

俺と2人きりになることは避けてた







JM「実は…」







聞かされた内容は衝撃的だった







「記憶喪失？！
え、でも、普通に仕事してますよね？」


JM「ここ2年だけだから
仕事には影響が出ないよう頑張ってる」


「2年…
じゃあ、あの時のことも？」


JM「うん、僕とのことも覚えてないから」


「えっ、言ってないんですか？！」


JM「混乱させるだけだから…」


「でも…、それでいいんですか？」







付き合っていることを

Aさんに言っていないというヒョン



男同士

ましてやヒョンとそういう関係だって言われて


混乱はするだろうけど




さっきの様子はどう見ても…




すれ違う時の一瞬

向けられた視線の鋭さは


もう何度も経験しているもの




気付いてないみたいだけど

なんとなく記憶が戻ってきてるんじゃ…







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