【JM】世界中を味方につけて 5（男主）

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ソファに座って

ヒョンが落ち着くのを待った



目の前で

止まらない涙を零すヒョン



忘れてしまって


一番傷つけた







『…なんかヒョンのこと泣かせてばっかりですね』







拭いきれない涙が落ちて


そこだけ

服の色が濃くなっていく







JM「…覚えてるの？」


『いや、そんな気がしただけで…
ごめんなさい』







フルフルと頭を振って否定するヒョンが


少しずつ話し始めた







JM「フォートワースで一緒にステージに立ってくれたんだ
僕の目になるって」


『映像、観ました』


JM「それが刺激したんだと思う
次のニューアークで、今度はAが脅迫されて」


『うん』


JM「ただ怯えるだけなのは嫌だからって
2日間別の曲をやるって、もう決めてた」







あー、やりそう



覚えてなくても

自分のことは自分が一番よく分かる







JM「僕が同じことしないように
本番まで内緒にするって」


『あはっ』







自分のことながら

想像すると笑えてきた







JM「怖かったんだからな！」


『分かってますよ、ふふ』


JM「2週間しかなくて
振付とか覚えるのに、ほとんど泊まり込んでた」







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